全国伝建 丹波篠山市大会(第2日)(市長日記R5.5.24)
令和5年5月24日
現地視察で「篠山城下町」をご覧いただきました。
110年ぶりに鉾(ほこ)が復活し、地域の皆さんにはこの日に合わせて、鉾山巡行の披露をしていただきました。
篠山小学校、篠山幼稚園から全校児童や園児が鉾山に乗ったり、ご挨拶やおもてなしに活躍してくれました。篠山こども園からも来ていただきました。
篠山小の6年生がつくったチラシをご覧ください。
篠山小コマーシャルチラシ(6年生作成) (PDFファイル: 1.5MB)
全国から来られた伝建関係者も大いに喜んでいただいたと思います。
午後からは事例発表です。
全国どこでも少子化で伝建地区の維持が難しいところもあるなか、金沢市の「東山ひがし」の保存会からは観光客が増えすぎて、逆に保存するために戦っているとの報告があり、
「いろんな事業者が入って来るようになり、まちなみと文化を守るため、まちづくりは戦いです。そのために地区内のルール(まちづくり協定)を設けています。
屋外広告物、路上喫煙やポイ捨て禁止、呼び込みの禁止、ナイトクラブの規制、などです。歴史都市金沢にふさわしいまちづくりを続けます。」
というものでした。
また、丹波篠山市の城下町のまちなみ保存会は、川端会長が先進的な取り組みを発表されました。
「伝建地区内に、異質な建物やハウスメーカーなどの本物とは言えない建物が建てられる計画があがることがある。そこで、いわば『丹波篠山伝建の家』というような新築や現状変更のガイドラインを設け、事前に保存会との協議をお願いしている。行政、保存会、建築主と施主との対話が必要」
と話されました。
更新日:2023年05月24日