図書館開館20年(市長日記R5.8.9)
令和5年8月9日
平成15年4月、丹波篠山の「知」の拠点として、市民念願の中央図書館がオープンし、今年で20周年を迎えました。
中央図書館展示ホールでは記念セレモニーが催され、関係者や図書館ボランティアの皆さんらとともに、二十歳になった図書館を祝いました。
当日はくす玉割で盛大に幕が開けました。
セレモニーでは、長きにわたって図書館の運営に温かいご支援、ご協力をいただいている図書館ボランティアの各団体等への感謝状の贈呈式行われました。
メインイベントは「ささやま未来郵便」の引き渡し式。これは、平成25年度に開館10周年を記念して、利用者の皆さんが10年後の家族や知人、自分自身に書かれた手紙533通を図書館で大切に保管していたもので、図書館長から丹南郵便局長へ心を込めて引き渡しました。
この図書館はいわば市民の皆さんの手づくりです。どんな図書館にするのか、どんな本を選ぶか、その運営方法など様々にご尽力をいただきました。目の不自由な方へ広報誌や新聞を朗読したり、蔵書の点検や本の修理、そして、「丹波篠山だけ図書館の日」といって、少し声を出して憩える日もつくったりしていただきました。そして、この図書館を中心として、本や絵本の読み聞かせの輪が市内に広がったのです。
また、セレモニーの後は、瀬戸内寂聴さんの秘書をされていた瀬尾まなほさんの「寂聴先生、ありがとう」と題した講演会もあり、20周年という特別な節目に花を添えていただきました。
これからも、図書館が本の宝庫として、知識と情報の拠点として、より多くの市民の皆さんに愛していただき、ご利用いただきたいと思います。
更新日:2023年08月09日