諏訪園に農林水産大臣賞(市長日記R5.9.27)

更新日:2023年09月27日

令和5年9月27日

第28回茶業振興大会が本市で開催され、来賓として呼んでいただきました。

 

大会では、7月に行われた「第63回兵庫県茶品評会」の表彰式が行われ、市内の味間奥に本店を構える株式会社諏訪園が県内各地から出品された100品のなかで、全体1位となる農林水産大臣賞を、また、株式会社諏訪園の代表取締役を務められる酒井一行さんも全体2位となる近畿農政局長賞を受賞されました。

 

株式会社諏訪園の茶畑は3ヘクタールもあります。酒井さんの祖父が茶の苗木づくりを手がけ、父の代に水田を改良し、茶畑を広げました。現在は、自社で茶の栽培から製茶、販売までを一貫して手がけておられます。

栗、黒枝豆、山の芋などでにぎわう秋の味覚シーズンに目が行きがちですが、昨年のデカンショ節大賞では「丹波茶どころ 味間後川 みどり育てる 丹波霧」が優秀賞に選ばれたように、お茶は丹波篠山市の春の特産物として1200年の歴史があるといわれ、江戸時代には大阪の市場に流通する半分以上が丹波篠山茶だったと言われています。

 

市内の学校において給茶機で提供している「こどもほうじ茶」は子どもたちに大人気ですし、最近ではユーシーシー上島珈琲株式会社が全国展開するカフェ「上島珈琲店」において期間限定で提供される「丹波篠山(ほう)(ちゃ)ミルク珈琲(コーヒー)」は大変人気で売り切れの店舗も出ているとのことです。

 

最近では、急須の無いご家庭も増えてきているらしいのですが、やはり、おいしいお茶をゆっくりと淹れて味わう時間は大変すばらしいものです。ぜひ皆さんも丹波篠山茶を楽しんでください。

 

株式会社諏訪園、酒井一行さん、本当におめでとうございます。

 

農林水産大臣賞の表彰を受ける株式会社諏訪園さん

農林水産大臣賞の株式会社諏訪園さん(右)と近畿農政局長賞の酒井さん(中央)

現地研修で県内生産者へ説明する酒井さん