今田こども園予定地から産業廃棄物そこからカドミウム(市長日記R5.9.29)
令和5年9月29日
今田地区の子育ての拠点として、今田こども園を計画し、市役所今田支所前の駐車場を建設地として令和4年7月から工事を進めてきました。
ところが、8月、この土地内にコンクリート片、金属くず、木くず、木の燃えかす等が発見され、一体これは何なのかと調べたところ、約35年前、当時の今田町が今田小学校の校舎を解体した際、ここに埋める処分をしていたことが判りました。
当時は、この処分でも法的に問題がなかったのです。
建設用地について、あれこれと地域の皆さんの声を聞きながら協議し決めたのですが、そのようなことは全く判りませんでした。
木造校舎の部分は燃やして埋めているので、特にダイオキシンが心配されて、土壌調査を行いました。
幸い、ダイオキシンは基準値以下でしたが、環境基準値を超えたのがカドミウムです(産業廃棄物基準は超えていません)。直接口にしたりしない限り、健康被害の問題はありません。
旧校舎の廃材を燃やした際に何らかの物質が混じっていたことが原因と考えられますが、現時点で由来が特定できているわけではありません。
今後、黒土まじりの産業廃棄物は全て取り除き、法律に基づき最終処分場で処理します。
また、安全を期するため、先ず、それらを取り除いた後の下の土地と、さらに、敷地内に廃棄物を仮置きしていた土地の土壌調査も行い、基準値以下になるまで適切に取り除きます。
安全なこども園にするため、でき得ることをしなければなりません。
更新日:2023年09月29日