大山での「自伐型林業」モデル(市長日記R6.12.9)

更新日:2024年12月10日

令和6年12月9日

自伐型林業とは、小さな道を作って間伐を繰り返す、環境に配慮した森づくりのことを言います。
今年の3月に里山づくりフォーラムでこのテーマを取り上げたところ、市民センターのホールがいっぱいになり、びっくりしました。自伐型林業をめざす若い人たちと、地元の森林所有者の方たちでした。

その時のお話は
「これまでの林業は、50年で皆伐し再造林する、大きな林道をつくり大型機械で伐採するもので、経済的に立ち行かず土砂災害を誘発しています。
そこで日本の伝統的な林業に立ち返り、小規模に長期にわたって間伐をくり返す「自伐型林業」が各地で始まっています。自然に配慮した2.5m幅の道をつくり、利用していくので災害防止上、生態系保全にも繋がる環境配慮型の林業です。
夏や秋は農業や観光をし、小さい農業、小さい観光とも両立できます。
市町村で20人~50人の新規林業者を創出すればどうか」
というものでした。

 

このお話を元に、本年度は大山地区でモデル事業を行っているのです。
その現場に、市議会の産業建設常任委員会の皆さんと見学に行き、金山さん、林さん、辻さんからお話を伺いました。
また、これを本格的に推進するためのプロジェクトなど体制づくりの提案を受けました。

 

来年度からは、きちんと支援策を設けたり、推進会議をつくったり、市が中に入って森林所有者と自伐型林業者の管理契約を結べるようにして、取り組みを進めたいと考えています。

森の中で視察する様子
森の中を歩いている様子
集合写真
提案を受ける様子