堂東美穂さん母子保健奨励賞、紀子さまからお言葉(市長日記R6.12.19)
令和6年12月19日
この度、保健福祉部健康課課長で保健師の堂東美穂さんが、母子保健奨励賞を受賞しました。
「母子保健奨励賞」とは、母子保健の発展向上につながる素晴らしい功績をあげた方に贈られる賞です。
堂東さんは、1996年に旧丹南町へ入職。長年母子保健に携わり、安心して出産、子育てができる環境づくりに取り組まれてきたことが認められ、受賞となりました。
主な功績は、市内中核病院の分娩休止を契機に、全国初となる「My助産師制度」の事業化のため、中心となって活躍されたことです。この制度は、妊娠期から産後まで同じ助産師が継続して支援するもので、現在は約80%の妊産婦が利用しています。また、母乳相談や日帰り型ケアの実施など産後ケア事業の充実も行い、安心して出産、子育てができる環境整備に貢献されました。
堂東さんは「分娩中止になることが分かり、まず市民の声を大事にしようとアンケートをとりました。制度の実現には難しい面がたくさんありましたが、自分も助産師の免許を持ち、妊産婦に関わることの大切さを分かっていたので、本気で取り組みました。保健師人生において、心に残る出来事です。
今後は、この制度が特別なものではなく、出産したらすぐそばに助産師さんがいることが自然になればいいなと思います。そのためにも、安定した人材確保や、働きやすい環境づくりに力を入れていきたいです」と話されました。
また、秋篠宮邸に参邸し、秋篠宮妃紀子さまからから受賞者へお祝いと励ましのお言葉がけがあり、「一人ひとりに助産師さんがいると安心ですね。今は情報がネットで簡単に手に入るけれど、対話やつながりを大切にしていきたいですね」とおっしゃられたそうです。
更新日:2024年12月19日