富貴営農株式会社 -集落の農業・農地は集落で守る-(市長日記R6.3.12)
令和6年3月12日
丹波篠山市は農都(農業の都)です。農業が盛んでブランドがあり、田園景観が守られています。これをいかに未来に繋げていくかが大きな課題です。
本年度と来年度の2年間をかけて「地域計画」という、地区ごとにその農地を誰がどのように守るのかの計画づくりをしています。
そのなかで、集落ごとに守っていく体制を話し合っていただくことが大切です。
一番は「集落農業」です。市では法人化されずとも、経理が一元化されずとも、これに機械などの購入の支援をしています。
また本年度から、「集落農業守り隊応援事業」といって、三戸以上集まっていただいた方々に対し、農業機械の購入の支援を始めました。これは一戸一戸の支援までは無理だとしても、所有者を含め三戸ですので利用しやすいと思います。
このように丹波篠山市の農業施策は農家に寄り添い、できるだけの配慮を尽くしています。私は県内で一番だと胸を張って言えます。
先日は丹南の吹地区の富貴営農組合が、株式会社組織に移行されたうえ、認定農業者の認定を受けられました。その名も「富貴営農株式会社」です。
代表取締役の谷垣さんは、「富貴営農組合は地域の農業を維持するため、農家の機械を持ち寄りから始め、個人個人の負担を軽減してきました。健全経営を目指し、地域の農地・農業を守っています」と力強くお話しされました。
収穫したお米は、集落内の人たちにも販売されているそうです。
環境を未来につなぐ担い手として、今後のご活躍に期待しています。
更新日:2024年03月12日