5人の市議会議員さん引退、ご活躍ありがとう(市長日記R6.3.19)

更新日:2024年03月19日

令和6年3月19日

この3月の議会を最後に、5人の市議会議員さんが引退されます。長く市政にご活躍をいただき、市長、市職員にも信頼が厚かった方ばかりで、なごり惜しい気持ちでいっぱいです。今や、丹波篠山市は注目を集める魅力あるまちとして、日本の「農村の星」を目指していますが、これもこの5人の方を中心に皆さんとの信頼関係のもと、安定した市政が運営できていたからだと思います。

 

1.足立義則さん

明るく元気なキャラクター、篠山演劇サークル「花いちもんめ」の座長を務めるスターでもあります。6期、議長も2期務められ、まさに議会の旗振りリーダーで、議会の公開度をナンバーワンにされました。郷土愛が強く、初めて議場で登壇された時、デカンショ節を歌って、その時の議長から注意されたエピソードもあります。

おかげで篠山城下町は河原町が重要伝統的建造物群保存地区に選定(重要で歴史的な建造物群として文化庁が選定)、無電柱化など、どんどんバージョンアップ、先日の最後の一般質問では未来に向け城下町地区をすべて重伝建に!」と話され、そうすれば城下町「全国1位」と呼ばれるようになります。

丹波篠山国際博の「がっちりエブリデイ部会(商工振興の部)」の部会長も務めておられますので、国際博をどんと盛り上げていただきます。

財政難に陥った市財政の立て直しにも尽力。議長の時、篠山再生計画を承認されて、その後も常に配慮をされてきました。

 

2.森本富夫さん

お米や黒豆づくりに精を出される農業青年でした。特に丹波篠山市の農都創造にご尽力いただきました。若かりし頃、財政難打開のため先輩議員を前に「議会も定数を減らさなければ市民は理解、信頼されない。」と堂々と訴えられた姿が今も目に浮かびます。

5期、議長も2期務められ、議長の時「議員は24時間、365日、市民とともにある」と言って、「通年議会」を導入されました。

おいしい、本物、質が高いという丹波篠山ブランド、自然環境に配慮した農都のめぐみ米、兼業農家をはじめとする小さい農業を守ろうなど、丹波篠山市の農業振興に活躍されました。

これからも地域のなかで頑張られます。

 

3.園田依子さん

やさしいお母さんそのものの園田さん、人気があって何度かトップ当選されていました。4期、副議長を2回務められました。公明党らしく、福祉、子育て女性、環境などに特に力を入れてこられ、いつも一つ一つの課題に集中して取り組まれるため実現力は抜群。

高校生までの医療費無償化、介護ボランティアポイント制度、訪問理美容サービス、防災会議に女性の登用などは、園田さんのご提言によるものです。

毎年ひとつずつ子育て施策を充実するようにしましたし、最近では女性の活躍も目立つようになりました。

 

4.栗山泰三さん

元気はつらつスポーツマン、野球一筋の栗山さんです。私はかつてロータリークラブの野球で甲子園を目指し、栗山さんとバッテリーを組んだことがあります。栗山さんがピッチャーで、私がキャッチャー、栗山さんは立ちあがりボール、ボール、ボール、ファーボール、そして周りがエラーと初回が問題なのですが、乗ってくると重い球がビシビシ決まっていました。

3期務められました。議員活動も直球勝負! 部活動の充実、スポーツ振興官の創設、商工業や観光の振興、デカンショ祭など様々にご提言されました。最後の質問はお米屋さんらしく、「農都のめぐみ米、頑張れ!」でした。

 

5.大西基雄さん

「気は優しくて力持ち」そのままです。外からはどう見てもお元気そうなのですが、肺にご病気があるとのことで、議場で登壇されるときは酸素を携帯しておられ、訴えられる姿に議員としての責任感を感じました。

2期務められました。「人権派」議員の第一人者です。部落差別をはじめ、女性、外国人などの差別の撤廃、人権尊重のまちづくりに大きな活躍をされました。おかげで、丹波篠山市は人権の取組みが大変進んでいます。住民学習も続けられ、女性の活躍も目立つようになりました。

機械が好きでスマート農業の提案もドローンによる肥料や農薬散布、最後の質問は草刈り機による草刈りの負担軽減でした。

 

皆さん、ありがとうございました。

最後まで頑張ってください。