川勝知事さんは余りにご存知ない!(市長日記R6.4.9)

更新日:2024年04月09日

令和6年4月9日

静岡県の川勝知事が「県庁は毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりとかと違い、頭脳・知性の高い方たち」と発言され、論議を呼んでいます。
 

私は余りに皮相的な見方であって、全くの誤りであると考えます。むしろ逆ではありませんか。
野菜を作ること、お米を作ること、牛の世話をすること。いずれも毎日漠然とされている訳では決してありません。
日々、生育を見守りながら、日照、水量などの自然の気候条件を配慮します。より人の健康に良い、自然環境に良い作り方の配慮をします。より美味しいよう工夫も重ねます。害虫や病気とも闘います。良いものをつくる、創造的な仕事です。
ものづくりもそうです。次の社会に何が求められるかを常に考えつつ、少しでも他に優るものを作り出す努力を重ねます。同じく創造的な仕事なのです。
 

今、丹波篠山市でも漠然と農業を継ぐのではなく、若い方、高学歴の方が新しく農業をめざす流れがあることは、農業が如何に人の生や自然環境に結びつく、創造的な仕事であるからだと思います。
 

では、県庁の仕事はどうなのですか。よく、県庁は国の方向性ばかりを見て仕事をされているといわれますが、そんなことはありませんか。
頭脳・知性の高い方なのですから、地域の実情や声を聞いたり、あるべき姿を求め、創造的な独自の施策をして頂きたいと願いますが、どうですか。
 

どの仕事にしても誇りと気概、勇気をもって創造的に取り組むかどうかだと思います。むしろ、農業やものづくりは創造的(クリエイティブ)な仕事です!