長澤先生が日本体育大学功労スポーツマスターを受章(市長日記R6.4.17)

更新日:2024年04月17日

令和6年4月17日

4月3日に行われた令和6年度日本体育大学の入学式において、丹波篠山市スポーツ振興官の長澤宏行先生が「日本体育大学功労スポーツマスター」を受章されました。

 

日本体育大学では、卒業生の中から体育・スポーツの競技者、指導者として多年にわたり顕著な功績を残された方に「日本体育大学功労スポーツマスター」の称号を授与することとされています。

133年の歴史ある日本体育大学の卒業生の中で、長澤先生は15人目です。全国制覇やオリンピック金メダリストなど日本スポーツ界をリードしてこられた方々のお名前が並んでいます。その中に長澤先生のお名前が刻まれたことは本当に素晴らしく、長澤先生のソフトボールや野球での功績は、本当に弛まぬ不断の努力の賜物だと思います。

 

日本体育大学の入学式では約1,000人の新入生と関係者が見守る中、長澤先生が新入生に対し、来賓として祝辞を述べられました。

一部を紹介すると、

「大学4年間の間には苦しいこと、辛いことがあるかもしれません。私は父親を早く亡くし、母親に育てられ、大学時代は経済的に大変でした。今はキャッシュレスの時代ですが、私たちの時代は郵便書留で仕送りを送ってもらっていました。寮の事務所には月1回、母からの仕送りの封筒が送られてきて、封を開けると母からの手紙としわくちゃの千円札が3枚入っていました。体をつくらなければならない時に、空腹を我慢した時が何度もありました。しかし、母はその3千円を送るために汗水たらして働き、食べる物も食べずに送金していてくれたのです。親は本当にありがたい存在です。……さあ皆様、高い志を持って夢の実現に向けて前進あるのみです。」

そして、最後に「兵庫県丹波篠山市スポーツ振興官 長澤宏行」と結ばれました。

 

また、長澤先生に指導していただいている篠山産業高校野球部は、新入生21人が入部したとお聞きしました。長澤先生の指導を受けて、大きく羽ばたいてください。

 

左は理事長の松浪健四郎さん

日本体育大学功労スポーツマスター受賞者の刻銘