神明との連携(その2)次長課長の河本さん(市長日記R6.5.15)

更新日:2024年05月15日

 令和6年5月15日

神明の藤尾社長、お笑いコンビ「次長課長」の河本さん、そして私の3人で、ミライの農業に向けて語り合いました。
河本さんは吉本のお笑いだけでなく、農業やお米に強い思いを持たれています。訪問した介護施設のお米がおいしくなかったこと、そして児童養護施設の子ども達が十分に食べられていないことを知って「おいしいお米をおなかいっぱい食べさせたい」という思いから大分県で「準米」というお米作りをされています。

 

「38%」
これは何の数字ですか?
日本の食料自給率だそうです。
あまりに低いのです。今でも世界で飢えが起こっているのに、将来の世界の人口増、異常気象、有事などを考えると本当に心配です。

 

「農業者人口の減少」
農業者が減り続けています。丹波篠山市で言うと、大型農業者、認定農業者は増えていますが、農地の約7割を守っている小規模農業者や家族農業などは減り続けています。

 

では、どうしますか。
機械代の負担が重いのです。トラクター、田植え機、コンバインを揃えると、1200万円~1500万円もかかります。
それに比べ、お米の値段は下がっているのです。20年前、農協の買取価格は30キロで1万2000円だったのが、昨年は1等が約7200円、2等が約6900円です。
これでは、年がいったり、機械が古くなったりするとそれまで頑張ってきていてもやめてしまいます。

 

そこで、藤尾社長さんに、もっと高く買っていただく仕組みをお願いしました。
日本の食を守り、農村を守っている「お米」にもっと価値を見出し、よい値段であってもよいはずです。
集落農業など集落ぐるみで農業を守る取り組みも進めなければなりません。

 

お米の消費も落ちています。お米を食べると太るなど根拠がないのです。
お米を食べるから日本人は元気なのです。
河本さんは大病をされた時、3週間ぶりに口に入れられた「おかゆの汁」がなんと甘くおいしかったことかと話されました。

市長と藤尾社長と河本さん

真ん中が藤尾社長、右が河本さんです

市長と藤尾社長と河本さん