伝建の全国大会、今年は長野で開催(市長日記R6.5.31)

更新日:2024年05月31日

 令和6年5月31日

伝統的建造物群保存地区の全国大会が長野市で開催され、私、市職員、まちづくり保存会からも篠山城下町地区から4人、福住地区からも4人参加していただきました。
昨年は丹波篠山市でこの全国大会を開催しましたので、全国の皆さんからよく御礼を言っていただきました。

 

長野市のどこに伝統的なまちなみがあるのかというと、「戸隠(とがくし)地区」です。
市の中心からバスで1時間、1200メートルの山の上にあります。戸隠神社があり、その宿坊のまちなみです。
戸隠中学校の生徒たちが次のように紹介してくれました。
「戸隠山の頂上部は水や雪で植物が流され、岩でギザギザしています。水温が冷たくお米ができないのでそばを作るようになり、戸隠ブランドとなっています。戸隠流忍者の里でもあります。
戸隠神社は2000年の歴史があり、参拝者、修験者のための宿坊が30軒あります」

 

記念講演では、後藤治先生(工学院大学理事長)が話されました。
「何故、歴史まちづくりをするのか。これまでは、福祉、子育て、工場誘致に劣るものと思われていましたが、違います。
病院や運動場では人はUターン、Iターンしません。歴史的なまちなみやお祭りが誇りや愛着を育み、地域を豊かにするのです」

 

首長サミットでは、長野県内の南木曽町(なぎそまち)、塩尻市、(とう)御市(みし)、白馬村、千曲市、長野市が登壇されました。
「伝建とは」と尋ねられ、「日本」「暮らす場所」「地域の誇りを育み、交流を創出する宝物」「豊かさの象徴」「新たな文化の創造の核」などと答えられました。

 

行きは名古屋からJR「しなの号」で長野へ、帰りは新幹線で敦賀まで、そこからサンダーバードで大阪に帰りました。「しなの号」からは姨捨(おばすて)の棚田から善光寺(ぜんこうじ)(だいら)を見ることができました。

 

来年は重伝建制度創設50年の記念の年で、「京都市」で開催となります。

 

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戸隠高原

私の右は長野市の荻原健司市長、スキー・ノルディック複合団体金メダリストです

(JR「特急しなの」の車窓から)姨捨(おばすて)の棚田から善光寺平 その1

(JR「特急しなの」の車窓から)姨捨(おばすて)の棚田から善光寺平 その2