弁護士の役割や責任は重大―県議会百条委員会から―(市長日記R6.9.5)

更新日:2024年09月05日

令和6年9月5日

9月5日兵庫県議会の百条委員会がネット中継され、兵庫県の特別弁護士である弁護士が証人尋問に出頭されました。
私は、どのように証言されるのか、私ももと弁護士ですので、大変関心がありました。

 

元県民局長からの公益通報があったにもかかわらず、調査結果が出る前に懲戒処分したことについて、知事は「弁護士から法的に問題はない」との助言を得ていたことを根拠にされています。
私はこんなことを弁護士として言えるのか、大いに疑問です。どう考えても「調査を尽くし公益通報の結果が明らかになってからでないとできない」というのが正しいと考えるからです。

 

ところが、出頭した弁護士は「法的に問題ないという助言をした」ことを認められました。
その理由が分かりました。この弁護士は依頼者の利益を第一に考えておられ、その依頼者は県知事か自分に相談を持ってきた県庁職員だと考えておられるからです。
ですから、その立場に沿った判断をし、助言をされました。
しかし、私は大きな間違いだと思います。
兵庫県としてのあり方について相談されるのですから、依頼者は兵庫県つまり兵庫県民なのです。兵庫県民誰もに正々堂々と胸を張れる助言でなくてはなりません。

 

しかも、何故、懲戒処分できるのかについて、「この公益通報には真実相当性がないから」と証言されました。
では、「真実相当性がないことの調査を尽くしたのか」については、県人事課の資料によっただけで、みずからが調査したり、調査を要求したりもされていません。
更に、この弁護士は県が懲戒処分の発表をした時に一緒に立ち会ってその懲戒処分の正当性を説明されているのです。

 

弁護士はいくら依頼者、相談者の利益はあったとしても、それ以上に正義や、公平、秩序を守るからこそ信頼されるのだと信じます。