第49回篠山春日能(市長日記R6.9.25)
令和6年9月25日
能舞台の改修工事が完了しました。
1億6千万円という多額の費用がかかりましたが、国・県・市の補助に加えて、春日神社の氏子さんのご負担や関係者のご寄付によって多くの課題を克服して竣工に至りました。江戸時代に箱根より西で一番立派といわれた能舞台がそのままの形で引き継がれています。こんなに素晴らしいまちはありません。
9月22日、第49回篠山春日能が重要文化財の春日神社能舞台で行われました。
今回は能舞台の保存修理工事完成記念として、例年の4月から9月に時期を変更して開催したところ、約300人の方々にお越しいただきました。
人間国宝の大槻文藏先生をはじめ、一流の能楽師の方々にご出演いただき、時折小雨の降る中でしたが、多くの皆さんに幽玄の世界を堪能いただきました。
春日神社能舞台を顕彰するため昭和48年に始まった篠山春日能も来年で第50回を迎えます。
ここで篠山能実行委員長の中西薫さん(篠山能楽資料館館長)のご挨拶を抜粋してご紹介します。
「この能舞台は江戸時代末期の1861(文久元)年、当時の篠山藩主青山忠良が、篠山城北側の春日神社境内に建立寄進したもので、『箱根より西では最も立派な能舞台』といわれていました。
2003(平成15)年には建立以来の歴史的価値が認められ、国指定重要文化財に登録されました。西本願寺南能舞台、東本願寺能舞台、中尊寺鎮守白山神社能舞台、沼名前神社能舞台、厳島神社能舞台と並び立つこととなったのです。
この篠山春日神社能舞台ほど、城下町地域や周辺の農村地域に囲まれ、人々の生活に近い存在として残るものは他にないと感じています。城内に建立することなく、城下町の重要な空間である鎮守の杜の中に建立してくれたことに、感謝の念を抱いています。謡曲や仕舞を中世の時代より愛した篠山盆地の人々の思いが、この能舞台造りに反映されたからに他ならないと考えています。
この能舞台は生きた文化として、丹波篠山地域の誇りです。舞台を囲む神域は、守り伝えてきた氏子にとって「五穀豊穣」への祈りの場、まさに農<みのり>のシンボルなのです。」
最初は雨が降っていませんでしたが…
徐々に雨が降り出し皆さんカッパを着用されていました
人間国宝 大槻文藏先生による「羽衣」
狂言「千鳥」
「猩々乱」







更新日:2024年09月25日