「県立高校のあり方」を兵庫県教育長に申し入れ(市長日記R7.1.24)

更新日:2025年01月24日

令和7年1月24日

市内には「篠山鳳鳴」「篠山産業」「篠山東雲」の県立高校が3校ありますが、発展的統合を迎える県の統合計画の対象となることが避けられない状態です。

そこで、この1年間、「教育関係者によるあり方検討会」「タウンミーティング」「ふるさと一番会議」「保護者との懇談」「保育園から中学生までの保護者アンケート」「市外高校へ進学した高校生へのヒアリング」などあらゆる方法にて、説明、意見交換、意見聴取を行い、市としての意見をとりまとめまして、そして1月17日兵庫県の藤原教育長に申し入れを行いました。

 

申し入れの内容は

  • 市内の「3高校は宝」であっていずれも「できる限り存続してほしいというのが市民の願い」です。
  • しかし、県の統合計画がやむを得ないのであれば、「篠山産業高校と篠山東雲高校を統合」し、これと篠山鳳鳴高校の2校として、さらなる教育環境の充実を図っていただきたい。
  • さらに、将来においてはどうしても子供の数が減少するので、「将来においては、1校に統合する」というものです。

 

当面は2校とするものですが、以下のことに学校、市、市民が一丸となって取り組みます。

 

(1)篠山鳳鳴高校について

  • STEAM探求科や単位制の導入により、学びの充実、学力の更なる向上に努める。
  • ホッケー部の設置をはじめ、希望する部活動で活躍できるよう部活動の体制を整備する。
  • 市や市民との連携を強める。
  • 進学、就職の実績や生徒たちの活躍を市民に伝える。

 

(2)篠山産業高校と篠山東雲高校の統合校について

  • 東雲高校の農業、自然環境の取り組み、一人ひとりを大切にする教育は新設校においても継続する。
  • さらなる教育環境の充実、就職、進学の実績を互いに高める。引き続き、部活動の体制を整備する。
  • 市や市民とのつながりを強める。
  • 進学、就職の実績や生徒たちの活躍を市民に伝える。

 

また、将来において1校に統合することについて

  • 進学を選ぶことも就職を選ぶこともできる統合校とし、丹波篠山市内の中学生はもちろん、市外からもめざされる質の高い高校とする。
  • 国際教育、ふるさとを担う教育、環境教育など、次世代における大切な教育内容を取り入れ、特色のある教育とする。
  • 生徒が希望する部活動で活躍できるよう配慮し、各生徒が自己実現のできる部活動となるよう整備充実する。
  • 市内小学校・中学校との連携を図るとともに、ふるさとを担う高校とする。
  • 校名は、庶民にも教育の門戸を開いて教育に力を入れ、社会や地域に貢献する人材を輩出してきた篠山藩に由来する「鳳鳴」の名前を、丹波篠山らしさを持続する市民全体の価値として未来に残すべきだとする意見が多い。
  • 1校としたときの校舎は、現篠山鳳鳴高校、現篠山産業高校の場所では用地が狭いことに加え、統合校では新たな魅力が期待されていることから、新築とする。統合の場所は、利便性が高く、市内外から生徒が通学しやすいことから、JR篠山口駅周辺が望ましいとの声が多い。なお、そのときは、市の東部をはじめ市内各地からの通学への配慮が必要となる。

 

丹波篠山市としましては、兵庫県とともに市内の子どもたちが魅力的な高校教育を受けられる環境を作っていきたいと考えています。以上のとおり、当面は2校としてその充実を図りますが、将来、1校に統合する場合には、市民と子どもたちの願いと期待に添う、より質の高い教育環境と新時代の到来を見通した教育内容を有する新統合高校の誕生をめざすものとします。

 

意見書を受け取った藤原教育長は、「しっかり意見聴取されており、10年先を見据えた意見書。十分、参考にさせていただき、検討してきたい」とし、「3校とも少子化で状況もニーズも変わってきており、いつまでもこのままというわけにもいかない。新年度は3校連携しながら、地域探求を拡充していきたい」と話されました。

 

また、私から「特に東雲を心配しています。2年連続で入学者が定員の2分の1に満たない状況になったとしても、統合なら仕方ないかもしれませんが、廃校という取り扱いにはしないでいただきたい」と申し上げると、藤原教育長は、「十分に配慮します」と答えられました。

意見書を渡す様子