第50回 篠山春日能(市長日記R7.4.16)
令和7年4月16日
丹波篠山の春の風物詩となっている篠山春日能が、国指定重要文化財の春日神社能舞台で厳かに開催されました。昭和48年(1973)の第1回目から数え、今年で第50回目の記念すべき篠山春日能には、市内外から約350名の方々にお越しいただきました。
春爛漫の春日神社能舞台には桜の花びらが舞い、“夢か現か”という能の世界観を表すような素晴らしい自然の舞台演出を堪能していただきました。
昨年には楽屋屋根を中心とした修理工事、ならびに舞台の柱や床下等の耐震補強工事が完成し、これまで以上に美しい能舞台となりました。
昭和63年の北摂・丹波の祭典「兵庫県能楽文化祭」で演じられた「恋重荷」を大槻文藏先生に特別にお願いいたしました。
「恋重荷」は、美しい女御に恋してしまった老人の、悲哀と怨みを描いた作品です。
女性は初めから身分の低い老人のことは眼中に無く…ちょっと期待させてしまったことから大きな悲劇を生んでしまいます。
決して持ち上げることのできない重い荷を持ち上げようとする老人の哀れな姿。恋慕は怨みに変わり、やがて老人は死んでしまいますが、最後には怨みを通すことなく、報われなくても愛する女性の守護神になると伝えます。
いつの世も恋に思い悩む姿は同じです。男の健気な気持ちに心打たれます。
「篠山春日能」がこれからも地域のみならず多くの方々に愛され、丹波篠山の誇りとして永く伝えられるために、関係各所の皆様と連携してまいります。
春爛漫の春日神社(黒岡)
人間国宝 大槻文藏先生による「恋重荷」


丹波篠山市茶花道協会の協力のもとお茶席を設け、お抹茶と特製生菓子を提供。会場では篠山鳳鳴高校、篠山産業高校のインターアクト部の生徒5名にお手伝いいただきました。
特製生菓子「絆―春日の鈴」







更新日:2025年04月16日