ユネスコ創造都市ネットワーク国際会議(市長日記R7.9.19)

更新日:2025年09月19日

令和7年9月19日

 

丹波篠山市がユネスコ創造都市ネットワークに加盟して今年で10年。この10周年を記念して、世界のクラフト&フォークアート分野の各創造都市を招き、3日間の国際会議を開催しました。

テーマは「日本の美しい農村、未来へ」、めざしたゴールは「創造都市の文化を未来へつなぐ~若者や子ども達が描く未来~」です。

中国、韓国、オーストラリア、タイなど8カ国14の創造都市から参加していただき、学びや交流を深めて丹波篠山市の魅力を知っていただく機会になりました。日本・アジアの創造都市の第一人者で大阪市立大学名誉教授の佐々木雅幸先生に全体のコーディネーターを務めていただきました。

1日目

韓国晋州市のジョン・ビョン・ホン先生から、「AI時代における文化資産の創造的継承:多様性と創造性の育成」と題してご講演いただきました。

パネルディスカッションでは、神戸市KIITOの近藤健史さんからプロに仕事を学びこどもの夢のまちをつくる「ちびっこうべ」の取組み、高松市NPOアーキペラゴの三井文博さんから「芸術士」を幼児教育の現場に派遣しアートで感性を育む取組み、篠山チルドレンズミュージアム館長垣内敬造さんから創造的なあそびやワークショップ「ものフェス」について、いずれも子ども達が生き生きとする創造的な教育についてお話をお聞きしました。

その後、河原町のまちなみアート「いらか」の視察をして、夕方からはレセプション(歓迎パーティー)にて交流しました。

1日目の様子
1日目の様子
1日目の様子
1日目の様子
1日目の様子
1日目の様子
1日目の様子
1日目の様子
1日目の様子
河原町の様子
河原町の様子

2日目

丹波焼の郷めぐりでは窯元の陶芸家と交流し、兵庫陶芸美術館で抹茶体験や特別企画展「MINGEI ALIVE」も観覧いただきました。

兵庫陶芸美術館では、菅野幸子先生からアーティストインレジデンスの事例や展望のお話をお伺いしました。

パネルディスカッションでは、丹波篠山のクリエイティブツーリズムも研究されている龍谷大学の竹谷多賀子先生に進行していただき、オーストラリア・バララット市の創造都市担当のタラ・プールさん、タイ・チェンマイ市の陶芸家コモル・コンチャロエンさん、金沢市創造都市担当の川葉子さん、丹波篠山市SATOYAKUBAの田林信哉さんから、それぞれの市の創造的な文化振興の取組みについてご紹介いただきました。

夜は、若手陶芸家グループ窯を中心に「サト・デ・ナイトフィーバー」のイベントを開催。マグロの解体ショーなどで大いに盛り上がりました。

2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子
2日目の様子

3日目

市内から応募してくれた小学生の「こども親善大使」が、篠山鳳鳴高校デカンショバンドの軽快な演奏で、元気よくデカンショ踊りを披露してくれました。

続いて、窯元の親子が今田小学校にある登り窯で毎年陶芸体験をしている様子や丹波焼の魅力について発表しました。

基調講演では、佐々木雅幸先生から「持続可能な創造農村へ」と題し、丹波篠山の創造農村の歩みを振り返りながら、今後も創造農村のモデルとして先導的な役割を担って丹波篠山の文化を未来につないでいくべきことをお話いただきました。

最後のパネルディスカッションでは、丹波篠山市のまちなみアートフェスティバル実行委員長の中西薫さんと、この国際会議実行委員長で丹波立杭陶磁器協同組合理事長の市野達也さんに取組みを紹介していただきました。

この3日間の内容を踏まえ、参加者に賛同していただき「丹波篠山宣言」を採択しました。

「 持続可能な創造農村に向けてTowards the sustainable and creative rural village」

1 伝統文化の次世代への継承と再創造

Inheriting and recreating traditional culture for the next generation

2 古民家や窯元など歴史的文化資産を基盤にした創造的地域の形成

Formation of the creative region based on historical and cultural assets such as old houses and pottery makers

3 クリエイティブツーリズムやアーティストインレジデンス(AIR)による芸術文化の振興と人材育成

Promoting arts and culture and developing talents through creative tourism and artist-in-residence programs

4 工芸や特産物などの資源を活かした農村文化と経済の好循環

A virtuous cycle of rural culture and economy utilizing resources such as crafts and local specialties

5 創造農村と国内海外の創造都市交流によるユネスコ創造都市ネットワークの強化

Strengthening the UNESCO Creative Cities Network through exchanges between creative rural villages and creative cities in the world

 

3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子

この日の昼食は、食文化創造都市の山形県鶴岡市、大分県臼杵市のシェフ、丹波篠山市のいずみ会による郷土料理を丹波焼の器でふるまいました。

市民センターのギャラリーでは、各創造都市の紹介パネルや食と器をテーマに「世界の食卓」の展示、丹波焼の窯元それぞれの特色が分かるテストピースの展示をご覧いただきました。

また、講演とディスカッションの様子は、イラストで分かりやすくまとめるスケッチコミュニケーションで記録しました。

 

3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子
3日目の様子

この国際会議は、実行委員会を組織して市民の皆さんの力で支えていただき、全体を通じて市の若手職員プロジェクトチームが、役割分担をしながら準備や当日の運営に大きな力を発揮しました。

さらに、小学生や高校生の発表、若手の陶芸家の協力は、これからの創造農村を担う人材を育む機会となり、創造農村の文化を未来につなぐビジョンを共有することができました。