世界平和アピール七人委員会と高校生の平和への思い(市長日記 R8.8.27)
令和8年8月27日
8月26日、世界平和アピール七人委員会の講演会を開催しました。丹波篠山市では、世界平和アピール七人委員会の提唱者で平凡社の創設者である下中弥三郎さんの没後50年を節目である2011(平成23)年に記念シンポジウムが開かれ、以来、コロナ禍を除き今年で14回目です。
講演では、写真家の大石芳野さんが、「あすへの記憶―戦争が繰り返される今、未来の戦争をなくすために私たちはどうしたらいいのか-」をテーマに大石さんが取材してこられたベトナム、カンボジア、アフガニスタン、ウクライナ、チョルノービリ(チェルノブイリ)、コソボなど、戦争や紛争、原発事故の被害にあった人々を撮り続けてこられた写真をもとにお話しいただきました。
大石さんは、実際の戦場ではなく、戦争によって被害を受けた人々、その後の人々を撮り続けてこられました。
それは、「この悲劇を二度と繰り返してはならない」という被害に遭われた方の思いに寄り添った写真なのです。
▶一面に広がるひまわり畑は、人が立ち入れない地雷原
その後のパネルディスカッションを、小沼通二さん(物理学者で慶応義塾大学名誉教授)、下中記念財団の下中美都さん、市内在住の高校生として、篠山産業高校の鶴谷大我さん、篠山鳳鳴高校の中澤維人さん、北摂三田高校の大月拓實さんの3人、丹波古陶館の中西文枝さん、人権啓発推進員で教員の藤原典英さんで行われました。
高校生から、「紛争で学校へ通えない子どもに話を聞き写真を撮るのは少し残酷では…?」という率直な質問が出され、大石さんは「対話を重ねる中で信頼を築き、被害に遭った人々を撮り、発信することで、『この被害を繰り返してほしくない』という被害者の気持ちに寄り添ってきた」と返されました。
「戦争は終わっても終わらない傷を受けるから決して繰り返してはならない」と話されました。
参加された皆さんも、高校生が参加するパネルディスカッションが新鮮だったのか、「高校生の戦争に対する考え方が聞けてよかった」「多世代のパネルディスカッションがよかった」「高校生の皆さんの主張、意見表明、本当にすばらしかった。うちの子どもたちにも聞かせたいと思いました」という感想がありました。
小沼通二先生は今年で95歳、104歳の時に実現したい夢がある、皆既日食を能登半島の沖合から見ることです、と言われていました。







更新日:2026年08月27日