元旅館を解体撤去(市長日記R4.1.26)

更新日:2022年01月26日

令和4年1月26日

丹波篠山市には後川(しつかわ)地区に籠坊(かごぼう)温泉があります。平安末に平家の落ち武者が傷を癒したとされる、800年の歴史のある秘湯です。

かつては7軒の温泉旅館や民宿があったのが今では2軒が営業されているだけですが、もったいないほどのよい雰囲気です。

 

ここにある「新月楼」という旅館が長年空き家となって放置され、倒壊のおそれもあることから地域からの要望を受けて、行政代執行の手続きによって市において撤去作業を始めました。

 

執行に要する費用は約700万円で、一旦は市がその費用を負担しますが、全額を建物所有者に請求することになります。

 

市内には、同じように空き家となって放置され、それが危険な状態となってしまうケースがあります。

建物所有者に対し、適切に管理していただくようお願いや指導を重ねるのですが、相続が起こり、権利が細分化されてその方が市外におられるような場合に放置されやすくなります。

 

しかし、一方で、丹波篠山市に移住してきたい、空き家を活用したいという方も増えていますので、ご自分で住まわれないならできるだけ早く売却、賃貸などにより、活用してください。

市では空き家バンクの制度も作っています。

 

この後川の籠坊温泉も活用が進むあこがれのような場所になると期待しています。

すぐ近くにはNIPPONIAの、あの「天空農園」もあります。

 

 

 

空き家バンクの制度や丹波篠山暮らし案内所(空き家バンク)のHPは以下のリンク先からご確認ください。

https://www.city.tambasasayama.lg.jp/soshikikarasagasu/sozoutoshika/teijyusokushin/sumoukaerou/5396.html

廃屋となった元旅館の外観。
青い作業服を着た男性数名が建物の中に入ろうとしている。