農工団地篠山中央地区への企業進出第1号! 株式会社岡本銘木店丹波篠山工場が完成(市長日記R5.2.28)

更新日:2023年02月28日

令和5年2月28日

丹波篠山市が企業誘致を進めてきた、農工団地篠山中央地区(丹波篠山市北)約3.5haに、株式会社岡本銘木店の丹波篠山工場が完成し、2月25日、新工場の披露の式典にお招きいただきました。

完成した工場の外観

▲丹波篠山工場の外観(南側から撮影)

株式会社岡本銘木店は、大阪府吹田市に本社を置く木造建築物の材料を事前に工場で加工しておく「プレカット事業」を展開する会社です。

「プレカット」とは、大工さんが手工具で加工していたものを機械で行う技術で、作業効率のアップ(工期短縮)や、品質の均一化、精度の高さが特徴です。また、材料や時間的ロスの軽減などコストの削減に加え、 端材や加工時に出る木屑などを現場に残すことが少ないので、環境にも優しく、多くの木造建築で活用されています。

完成した丹波篠山工場は、工場棟2棟、倉庫2棟、サイロ棟1棟の5棟からなり、なんとその全てが木造建築です。自社によるでプレカット・建方により建築されました。当面は三田市大川瀬にある三田工場で行われていた柱や梁(はり)などの構造材の加工を担い、年間加工量は5万坪(一般的な木造住宅に換算すると約1,600棟分)を計画されています。

 

工場を建設されている時の様子を動画で撮影されていて、YouTubeで公開されていますので、ぜひご覧ください。

株式会社岡本銘木店 - 丹波篠山工場 プロジェクトPV(ユーチューブ動画)

https://www.youtube.com/watch?v=fEOt5kU2sUQ

株式会社岡本銘木店 - 丹波篠山工場 プロジェクトPR(ユーチューブ動画)

https://www.youtube.com/watch?v=1wNPMtJv49Y

式典には、地元関係者のほか、近畿圏内の工務店や木材流通事業者など約75社が参加し、工法や作業工程の説明を熱心に聞いておられる様子でした。住宅だけでなく、丹波篠山工場のような倉庫や事務所・店舗などへの普及も進めていきたいとのことです。

私からは、丹波篠山らしい里山・田園と調和し、健康的で住みよい木造住宅の普及を促進する「丹波篠山の家」の取り組みを紹介しました。地元工務店等とも関係を深めていただき、丹波篠山の産業振興を担う企業として活躍いただくよう期待しています。

詳しくは、市広報「丹波篠山4月号」で紹介する予定ですので、ぜひご覧ください。

完成披露式で代表取締役が挨拶されている

▲式典であいさつされる佐藤 朋子代表取締役

完成した工場内の見学

▲工場披露の様子