吹土地改良区100年、これからの土地改良区は(市長日記R7.3.16)

更新日:2025年03月18日

令和7年3月18日

水田に水をひく、ダム、ため池、水路、ポンプ施設など農業の生産基盤は、農地所有者の集まりである「土地改良区」が管理しています。市内には18の土地改良区があります。
なかでも旧丹南町の吹地区を中心とした「吹土地改良区」は最も歴史が長く市内の土地改良区のモデルともいわれ、100年を迎えました。

 

100年を記念するシンポジウムでは、兵庫県立大学の高田教授が「今までの土地改良区の社会的使命は『生産性の向上』であったが、農業者人口の減少や高齢化や担い手不足のなか、これからは『自然環境保全と持続可能性』の視点が大切になる」と話されました。
自然の機能を活用するグリーンインフラや、インフラ整備と環境保全の両立を目指した生物多様性を保つ農業用水路や、湿地、ビオトープを生かした水源を例にあげられました。
また、静岡県三島市の源兵衛川では、農業水路を環境配慮型にして子どもの遊び場や移住定住につなげているとのお話でした。

 

丹波篠山市でも、これからどのように土地改良区を守っていくか大きな課題となっています。
これから100年、生産性重視の大規模なハード整備ではなく、自然環境を守っていくことの視点を大切にすれば農業者だけでなく多くの市民も参画する土地改良区になっていけると思います。