長源寺大師堂

更新日:2020年07月06日

長源寺大師堂の写真

木造瓦葺、二間四方の建物で、身舎周囲に1.5m幅の縁を巡らせた護摩堂である。元篠山春日神社(黒岡)の神宮寺であった栄松寺の護摩堂を、嘉永3年(1850年)に長源寺境内に移築したものである。古記録から松平(形原)氏が篠山藩主の時代の、慶安2年(1649年)から寛延元年(1748年)の間に、当時の藩主によって建立されたものと考えられている。総ケヤキ造で、扉をはじめ建物内部の各所に「三葉葵」の紋が配されるのを特徴とする。江戸時代中期の建物として貴重である。