土居の内

更新日:2020年07月06日

土居の内の写真

室町時代に造られた在地土豪の居館跡で、外敵の侵入を防ぐため屋敷の周囲に土塁と堀を巡らしている。土塁は高さ1.8m、幅(底辺)約4mあり、館を方形に囲んでいる。堀はその土塁の外側に穿たれており、東側については自然河川を堀として利用している。南側の堀については水田化していたが、幅7mにわたり復元が成され本来の景観がよみがえっている。中世の豪族居館の在り方がこのように明確に残っている例は非常に珍しく、生きた歴史資料として貴重である。