大岳寺跡

更新日:2020年07月06日

大岳寺跡の写真

 

山岳仏教の全国的な盛期(平安時代末期~室町時代)、多紀連山中に修験道の聖地として大岳寺があり、吉野大峰山に対して新金峯山大峯山と称し、全山の中核的寺院として崇敬されていたと伝える。同寺跡は三岳山頂の南側7合目付近にあり、伝承では塔頭11ヵ寺を擁したとあるが、現在でも数ヵ所の僧坊跡と思われる平坦地や、そこから中世の陶磁器の出土が見られ、伝承の信憑性も高めるものとなっている。