篠山の歴史を知る「篠山町75年史」ー「宗教(社格消滅)」

更新日:2020年05月15日

昭和21年6月13日、宗教改革に関する法によって神社は国家の管理から離れ、一つの宗教として取扱を受け、宗教法人としての屈出によって法人格となった。爾来宗教の自由という立前から学校生徒等の引率参拝は一切許可されないのみか、国及公共組織から何等の特権をも受ける事が許されなくなった。

従来神社の祭典には其の社格に従って国、県或は村から幣帛料が下っていたが、社格は勿論廃止され、同時に祭典に対する幣帛料は勿論、神社の奉納金、祭典費、寄附金、或は氏子に拠金割当、町内月部落会より祭典費を賄う事、神符守札等を頒布する事等、全くの一宗教として独立の経営をせねばならぬ事になり、尚神社樹木を伐採する時は厳罰に処せられる等神社にとっては大恐慌の時代に直面した。

 


このページの記事は「2005年トライやる・ウィーク」で篠山市立篠山中学校の2年生3名が作成したものです。