2025年4月12日開催「第50回篠山春日能」

更新日:2025年01月09日

第48回篠山春日能の様子(令和4年4月9日)

イベント概要

日時

令和7年(2025)4月12日(土曜日)開場11:00 開演13:30

会場

国指定重要文化財   春日神社能舞台(兵庫県丹波篠山市黒岡75)

演目・出演

能「熊野(ゆや)」観世銕之丞
狂言「貰聟(もらいむこ)」茂山千之丞
能「恋重荷(こいのおもに)」大槻文藏

入場料

指定席
・S席(正面):前売7,500円 当日8,000円
・A席(正面北前方)(正面後方)(脇正面前方):前売6,000円 当日6,500円
・B席(正面南前方)(脇正面後方):前売5,500円 当日6,000円

自由席(正面北後方)(正面南後方)(中正面)
・一般:前売4,500円 当日5,000円
・学生(大学生以下):前売1,000円 当日同額
※学生券をご購入の方は、当日に生徒証・学生証をお持ち下さい。

チケットの購入について

【前売券販売期間】令和7年2月14日(金曜日)から令和7年4月4日(金曜日)まで

【前売チケット販売場所】ローソンチケット、篠山能楽資料館(丹波篠山市河原町175 電話番号079-552-3513)、篠山観光案内所(丹波篠山市北新町97 電話番号079-552-3380)

当日のご案内

ご入場の流れ

公演当日は11時に開場し受付を開始します。
前売券をお持ちの方は受付にお進みいただき、チケット受付をいたします。前売券をお持ちでない方は、当日券販売テントでご購入下さい。
○自由席の方
・チケット受付にて「席札」をお渡ししますので、お名前を記入いただき、自席の目印としてお使い下さい。
○指定席の方
・チケットについて記載の席種・席番号をご確認いただき、開演時間までにご着席下さい。
○再入場について
・チケット受付後、開演までの出入りは自由ですが、再入場の際は、チケットの半券を係員にご提示下さい。

会場内でのお願い

・座席での写真撮影及びフラッシュ撮影はお控え下さい。
・開演中、携帯電話は電源を切るか、マナーモードに設定して下さい。

お手洗いのご案内

会場内のお手洗いは混み合いますので、特産館ささやまもご利用下さい。

ローソンチケット購入方法

【2月14日より販売開始予定】
全国のローソン・ミニストップ店内に設置されているLoppiの端末で「各種番号をお持ちの方」を選択し、Lコード「57369」を入力してお手続き下さい。操作終了後、Loppiから出力された申込券により、レジにてチケットをご購入下さい。

演目のあらすじ

能 「熊野(ゆや)」 場所:京都・洛中
平宗盛(ワキ)の寵愛を受け、遠江の国(現在の静岡県)池田宿から京の都へ召された熊野(シテ)には気がかりなことがあった。故郷に残る病臥の老母である。宗盛に再三暇乞いを願い出るも叶わない。そこへ故郷から侍女朝顔(ツレ)が、余命わずかの母からの手紙を携え現れた。手紙を読みあげて帰郷を請う熊野に対して宗盛は、願いを聞き入れるどころか、桜花爛漫の清水寺へ連れだす。その道中、春の賑わいに沸く人びとを見ても熊野は母を案じるばかり。花見の宴で宗盛に所望され、熊野が舞を披露する中、にわか雨、村雨が花を散らす。その様に母をなぞらえて熊野が一首詠むと、ようやく宗盛の心にその思いが届いき、熊野は故郷への道を急ぐのであった。
狂言 「貰婿(もらいむこ)」
ある夜、酒好きの夫が泥酔して帰宅したところ妻と喧嘩となり、酔った勢いで追いだしてしまう。子どもの金法師を残したまま実家へ帰った妻は、夫のもとへ戻そうとする父の言葉に耳を傾けない。朝になり、夫は昨夜の顛末をおおいに後悔し、妻の実家を訪ねる。酒は断ったので、妻を家に戻してほしいと舅に頼むのだが……。
能 「恋重荷(こいのおもに)」 場所:京都・白河院の御所
白河院御所で菊の手入れをする山科の荘司(前シテ)という老人が、白河院の女御(ツレ)に恋心を抱いた。それを知った女御は、ある荷を持って庭を何度も往復すれば姿を見せると、臣下(ワキ)を通じて荘司に伝える。下働きで鍛えたこの身なら容易と、美しく飾られたその荷に荘司は手をかけた。だが、それは軽そうに見えても非常な重荷で、びくともしない。荘司は力尽き、女御への怨みを口にしながら絶命する。
恋を諦めさせるための方便だった重荷で命を落としたと聞いて驚いた女御と臣下は、庭先で死を悼む。と、女御はまるで押さえつけられたように動けなくなった。そこへ現れた荘司の亡霊(後シテ)は怨みつらみを口にし、女御を責め苛む。だが、弔ってくれるならば怨みを捨て、女御を守護する神になろうと告げ、消え去っていく。

春日神社能舞台・篠山春日能について

春日神社能舞台

春日神社能舞台は幕末の文久元年(1861)に、第13代篠山藩主青山忠良(ただなが)の寄進により建立されました。忠良は、能舞台が建立される以前から本格的な能会を催すほどの能愛好家でした。忠良は江戸で4年間、老中の要職を務めた後、江戸城本丸の能舞台を参考にして、この能舞台を建てたとされ、建立当時、箱根より西では最も立派な能舞台との評判だったと言われています。この舞台の特徴として舞台の床下に大甕が7つ据えられていることが挙げられます。創建から160年あまりとなった現在、未来に向けた保存修理工事が行われております。耐震補強も進められており、令和6年9月に完了予定となっております。

篠山春日能

春日神社能舞台での能会は、明治になるとほとんど催されなくなり、やがて舞台が本来の形で使われることはなくなりました。そんな中、再び春日神社での能会を復活させようと、地元有志の方々が尽力され、昭和48年(1973)に第1回の篠山春日能が開催されました。それから数回の休止はあったものの、ほぼ毎年開催され、令和4年で48回を数えるまでになりました。その他にも毎年元旦に「元朝能」として翁が奉納されており、現在は年に二度、春日神社能舞台で能会が開催されています。

この記事に関するお問い合わせ先

社会教育・文化財課 文化財係
〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 3階)

電話番号:079-552-5792
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