ユネスコ創造都市ネットワークについて

更新日:2023年10月27日

丹波篠山市は、農の営みや地域の祭礼、丹波焼など、暮らしの中にある文化や産業を育み、それらを地域づくりに活かしてきたことなど、地方の小規模都市ならではの創造性や取り組みが評価され、2015年12月11日に「ユネスコ創造都市ネットワーク」のクラフト&フォークアート都市として認定されました。

デカンショ祭

創造都市ネットワーク

創造都市ネットワークとは、異なる文化の相互理解をめざすユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が、創造性を核として持続可能なまちづくりに取り組む都市の連携を進めるため、2004年に創設したものです。

このネットワークには、文学、映画、音楽、クラフト&フォークアート、デザイン、メディアアート、食文化の7つのテーマが設定されており、それぞれ世界でも特色ある都市が認定されています。

創造都市ネットワークには、音楽文化をまちづくりに活かしているボローニャ市、デザインの視点を活かして観光や産業の振興に取り組む神戸市など、比較的規模の大きな自治体が多く加盟しています。

丹波篠山市は、このネットワークを活かし、海外都市と協力してクリエイターを相互派遣したり、市内の取り組みを発信したりするなど、海外都市との交流・連携を進めています。また、国内でも「創造都市ネットワーク日本」に加盟する創造都市・創造農村と交流を重ねています。

創造都市・創造農村

「創造都市」は、イギリスのチャールズ・ランドリーらが提唱した概念で、グローバル化の進展によって固有文化の消失が危惧される中で、地域の文化・芸術産業などの創造性を活かして持続可能なまちづくりに取り組む都市のことです。

創造都市の概念は、農村部にも適用できると考えられますが、「都市」という言葉が持つニュアンスに当てはまらない地域も、日本には少なくありません。

そうした中、「地域コミュニティの自治と創意を重視」「豊かな自然と生態系を保全する中で固有の文化を育む」などをキーワードとして、2011年に「創造農村」の概念が提唱されました。

丹波篠山市では、創造都市ネットワーク日本で「創造農村部会」を立ち上げ、可児市、真庭市、東川町、多良木町との交流・連携を進めています。

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