「創造都市ネットワーク日本」が発足(市長日記H25.1.15)

更新日:2020年03月24日

平成25年1月15日(火曜日)

 文化芸術と産業経済を組み合わせて創造的で豊かなまちをつくり、地域の活力をよみがえらせようと全国の自治体を中心に経済団体やNPO、大学などが連携して「創造都市ネットワーク日本」が1月13日、横浜市で設立総会を開き、正式に発足しました。

 創造都市(Creative City)とは、20世紀型の経済成長が限界に達し、人が顧みられない”産業都市”を見直し、地域文化に根ざした個性や能力を活かしてネットワークを広げ、新しい産業や暮らしを創り出すことを目指す新しい都市(まち)の形です。

 ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)では、2004年から世界的な「創造都市ネットワーク」事業を始めており、篠山市もこのネットワークへの加盟を目指しています。今回の創造都市ネットワーク日本は、その国内版で、約30団体が参加しています。篠山市は、昨年10月に第2回創造農村ワークショップを開催するなど、大都市だけでなく農村がもつ創造性が評価されるよう「創造農村」という考え方を先導してきました。そのような活動も評価いただき、設立総会では、横浜市、神戸市、金沢市、鶴岡市とともに、ネットワークの取り組みをリードする幹事市の役割を果たすことになりました。

 「創造都市」「創造農村」というと、とても難しい言葉に思えます。しかし、この考え方を篠山市に当てはめると、伝統や文化、景観や環境、日々の暮らしの中にある宝物などを活かして、人と人のつながりを大切にしながら農業、工業、商業といった産業を育んで行こうということです。創造都市ネットワーク日本の発足をきっかけに、「篠山の時代」づくりに弾みをつけ、日本に、世界に篠山をアピールしていきます。

「創造都市ネットワーク日本」設立総会・記念シンポジウム会場で白いスーツを着た女性が右手にマイクを持ち話しをしている写真