「第5回篠山景観フォーラム」を開催しました(市長日記H25.10.30)

更新日:2020年03月24日

 篠山市の良好な景観を保全し、より一層魅力的な景観を形成するため、「景観まちづくりのための屋外広告物のあり方―創造農村を目指して―」をテーマに、第5回景観フォーラムを開催しました。

 現在篠山市では、来年度屋外広告物条例の施行を目指して、篠山市景観計画に基づく屋外広告物の基準策定に取り組んでいます。今回の景観フォーラムは、篠山市における景観まちづくりのための屋外広告物のあり方について、市民の皆さんや事業者の皆さんとともに考え、屋外広告物に関する認識を深めるものです。

第5回篠山景観フォーラムで参加者たちを後ろから写した写真

第3回ささやま景観写真コンクール表彰式

 まず、今年度「篠山の夏」をテーマに開催した第3回ささやま景観写真コンクールの表彰式を行いました。入賞者10名の皆さん、おめでとうございます。

第3回ささやま景観写真コンクール表彰式で、三番目の受賞者の男性が舞台に上がっていく様子の写真
第3回ささやま景観写真コンクール表彰式のスライド前に座っている男性4名の写真

基調講演-富山大学芸術文化学部 教授・学部長 武山 良三氏

 次に、基調講演として、屋外広告物の景観研究の第一人者である、富山大学芸術文化学部教授・学部長の武山 良三先生から「篠山らしい景観づくり―屋外広告物の規制と活用を考える―」と題して、講演していただきました。
 武山先生は、屋外広告物の基準を守れば、景観形成が図れるものではなく、基準の意図や目的が設置者に伝わっていなければ、逆にのぼりや広告幕が増えた事例を掲げ、「基準を守るだけでは景観の魅力は高まらない」と指摘。地域の景観の魅力を高めるために取り組んでいることを互いに理解し合ったうえで、「地域の魅力を高め、価値を創造するために屋外広告を活用」し、「官民そして専門家が知恵を出し合う関係づくりが必要」と話し、広告を見る市民と広告を出す側が、行政の進めようとする意図を十分理解しあっておく必要性を強調されました。

 篠山市は、今回の景観フォーラムで確認できた点を踏まえて、屋外広告物の基準を制定し、市民や事業者への説明会等を開催していきます。

舞台上にて基調講演で話をしている武山 良三先生の写真

基調講演で熱弁をふるう武山 良三(富山大学教授・学部長)先生

舞台上で左からコーディネーターの田原 直樹氏、パネリストの大久保 弘氏、杉尾 吉弘氏、田中 栄治氏、横山 宜致がパネルディスカッションをしている写真

パネルディスカッション(左からコーディネーターの田原 直樹氏、、パネリストの大久保 弘氏、杉尾 吉弘氏、田中 栄治氏、横山 宜致)