いじめ防止条例制定へ(市長日記H25.12.25)

更新日:2020年03月24日

 市議会議員からの提案や、今年の1月に開催したこども会議で、西紀小学校の子どもたちから、「いじめを許さない仲間づくりを頑張っていくので、もし何かあった時にしっかり対応できる仕組みを整えて欲しい」との提案を受けて、「篠山市子ども・子育て会議(市民及び関係者で構成する審議会)」において、検討を重ね、条例案を策定しました。

 いじめは、子どもの健やかな成長に深刻な影響を与える、許されない行為です。篠山市では、この条例を制定し、市民の皆さんと一緒になって、いじめを絶対に「しない、させない、ゆるさない」取り組みを進めていきます。

条例案の概要

条例の目的

いじめは、様々な課題が混在した困難なケースもあり、家庭、学校、行政、地域社会等が協働して、いじめの問題に取り組むことが必要となっています。そこで、子どものいじめの防止等に関する基本理念や市、市立学校、保護者、市民及び事業者の責務と子どもの役割を明らかにし、いじめの防止等に関する施策の基本となる事項を定めることにより、子どもが互いの違いを認め合い、支え合いながら、安心して暮らし、学ぶことができる環境をつくることを目的としています。

それぞれの責務と役割

市の責務

子どものいじめ防止及び早期発見、解決を図るための必要な施策を総合的に実施し、必要な体制を整備することや、必要な啓発活動を行うことなどを定めています。

市立学校の責務

教職員のいじめ防止等に関する資質の向上や、教職員同士の連携強化を図り、学校全体でいじめの防止及び早期発見に取り組むことや、いじめの疑いがあるときは、適切かつ迅速に対処し、その内容を市に報告しなければならないことなどを定めています。

保護者の責務

保護者の深い愛情や精神的な支え、信頼に基づく厳しさのもとで、いじめは人として許されない行為であることを教えていただくことや、子どもが互いの違いを認め合い、支え合いながら、自他の尊厳を大切にできる子どもを育むよう努めていただくことなどを定めています。

市民事業者等の責務

地域での見守りや声かけをとおして、子どものいじめ防止のための取り組みに努めていただくことなどを定めています。

子どもの役割

互いの違いを認め合い、支え合いながら、いじめを許さない仲間づくりをこころがけ、いじめのない明るい学校や地域生活に努めてもらうよう定めています。

篠山市子どものいじめ対策委員会

市長の附属機関として篠山市子どものいじめ対策委員会を設置し、子どものいじめに関する重大事態が発生した場合は、問題の解決や再発防止のため、第三者的立場からいじめの事実確認等の調査を実施します。

条例は、3月市議会に提案し、来年4月1日施行を目指していますので、ご意見をお寄せください。

意見を提出するには

募集期間

平成25年12月24日(火曜日)から平成26年1月22日(水曜日)

  • 来庁による提出
    保健福祉部福祉総務課(本庁第2庁舎1階)
  • 郵送
    〒669-2397 篠山市北新町41番地 保健福祉部福祉総務課 宛て
  • ファックス
    079-554-2332 保健福祉部福祉総務課 宛て
  • 電子メール
    fukushisomu_div★city.sasayama.hyogo.jp(★を@に置き換えてください)
市・市立学校・保護者・子ども・関係機関等の協力・連携図
発表者と書かれた台の上にマイクが置かれていて、2人の女子児童が発表をしている写真

子ども会議での発表の様子