兵庫県弁護士会でシンポ(市長日記H25.2.9)

更新日:2020年03月24日

平成25年2月9日(土曜日)

 兵庫県弁護士会で開催された「地方公共団体の内部統制を考える」というシンポジウムに、パネラーとして参加しました。他に関西学院大学の石原教授、伊丹市の杉市会議員、神戸新聞の門野論説委員、上谷弁護士などです。

「内部統制」と言われても、何のことかよくわからないのですが、私なりに解釈すれば、法令遵守や内部の意思の統一、きちんとした情報の公開などを行っていくシステムのことと思います。

 この考え方の一番のもとは、自治体に汚職や不正、誤った手続きなどが起こっていることだそうです。

 ただ、自治体職員は、何もしないと不正や間違いを犯すものだという発想は少し違うように思えます。

 私なりには次のように考えます。

「篠山市では、平成22年4月に、職員が汚職で逮捕された事件を受け、内部公益通報制度、要望の記録と公表、不当要求への措置などのシステムを作っています。また、根本的に職員が市民のために、市民のリーダーとして仕事をしていくんだという誇りと責任を持って、あいさつやきちんとした応対、説明を尽くすこと、市役所全体として仕事に取り組むため、目的や情報を共有し、職員プロジェクトや提案制度などを活用しています。」

「自治体が弁護士を任期付職員として採用することについては、明石市でその例が見られます。施策を実行していく時の法的判断、条例や契約書の作成、苦情などの処理、市民相続、各種委員会における専門的見地からの委員などについて、弁護士の役割はこれから大きくなっていくものと考えます。」

頭上には「地方公共団体の内部統制を考える」と書かれていて、市長と5名の男性達が横並びに座っている写真