3月市議会、閉会(市長日記H25.3.28)

更新日:2020年03月24日

 来年度の事業や予算を議論される、大切な3月議会が閉会しました。

 すべて、市長が提案し、市議会がこれを承認する形であると思われがちですが、実は、議会、議員から提案を受けた事業も多くあります。

 例えば来年度の新規事業のうち、草野、古市、南矢代駅の駐輪場、大山駅のトイレ整備、空き家管理活用条例、学校と保護者、地域との学校運営協議会などがその例です。

 また、今回も会派からの質問、議員の質問を通じ、観光キャッチコピーづくり、ふるさと納税で特産振興、子どもの遊び場プロジェクトなどの提案を頂いています。

 このように篠山市の事業は、市長が発案するもの、議会、議員が提案するものがあり、市長発案のなかには市民提案、職員提案も含まれます。例えば、お堀にハスの花復活とまるいのにガールフレンドのプロジェクトや、いじめ防止条例などは、子ども会議での小学生の提案を活かしたものですし、小児インフルエンザワクチン接種の助成やあいさつ運動はこんにちは市長室などでの市民の皆さんからのご提案です。私はできるだけ、そのような声を大切にしたいと考えています。

 また、市会議員の期末手当(ボーナス)の1割カットが議員提案で可決されました。

これには、「議員は率先して、身を切る必要がある」として期末手当の5割カットを求める修正案も出され、議員間で真摯な白熱した議論もありました。

 議員同士というのは、なかなか思ったことを言いにくいところもあるのですが、遠慮のない(?)論争に、私は敬意を表するものです。

 篠山市の財政は、まだまだ厳しく、市のリーダーたる議員が、市民や職員に率先して、身を切る姿勢が必要です。

 しかし、篠山市議会は他の市議会と比べてもともと給与が低いうえ、ほとんど手当もありません。

良い給与のように見えても、職員のように退職金や年金、身分保障もありません。4年任期の不安定なものです。

 このなかでも、議員は市民代表として、大切な役割があり、若い有意な人材が議員をめざす環境も必要だと考えられます。

 さらに活発化した議会活動を期待しています。

 篠山市議会はすべてオープンにされていますので、質問の時など傍聴にももっと来て頂ければと思います。