新家茂夫さんを囲む(市長日記H25.5.14)

更新日:2020年03月24日

 新家 茂夫さんから、お話をして頂きました。

 新家さんは90歳になられ、耳は少し遠くなられましたが、大変お元気で、いまだかくしゃくとされ、何より、今もふるさと篠山に強い思いを持たれています。

 若い頃から、篠山町議会議員を務められ、そして篠山町長を3期務められ、72歳で引退されました。

 政治家にはいろんなタイプがありますが、誠実な、そして信念の人です。

 今、篠山市が厳しい財政に立ち向かっていることや、発信力のある明るい篠山市政となってきたことを、お褒め頂きました。

 新家さんは「ふるさと日本一、丹波篠山」をスローガンに、篠山の自然、まちなみ、文化、田園景観などの魅力を大切にし、味まつりなど都市との交流を手がけられました。

そう言えば、旧篠山町はよく農地が保全され、城下町のまちなみも、他のまちのように高いビルが建ったりせず、魅力あるものとなっています。

 また、大書院の改築、JR福知山線複線電化、兵庫医大誘致、そして多紀郡4町合併などに大きな手腕を発揮された、心から尊敬する大先輩です。

 私が市長就任後、直ちに取り組んだ兵庫医大の存続にあたっては、当時、篠山市は医大から全く信頼を失っていましたが、新家さんだけは、立派な信頼できる人物と尊敬されておられました。

多紀郡の長い間の課題であった4町合併問題に自ら見通しをつけたうえ、引退されたのでした。

「理念なくして政策なし、政策なくして計画なし、計画なくして実現なし」というお言葉や、「公務員は事務的に処理するだけでなく、市民との間で互いにさわやかな快い関係、互いに理解、信頼しあう良い人間関係をつくることが必要である」また、「管理職は使命感や責任感、部下に対する愛情、目的達成のため計画を立てて取り組むこと」など、お話しをして頂きました。

 今後とも、よろしくご指導お願い致します。