福島から篠山市に(市長日記H25.5.25)

更新日:2020年03月24日

 福島市から篠山市に避難して、西紀北地区に移住してこられました。

 伊藤 直樹さん(42歳)、妻の伸子さん(42歳)、娘の茜さん(8歳、小学校3年生)で、娘さんは西紀北小学校に転校して頂きました。

 伸子さんのお母さんの実家が篠山市火打岩とのことです。

 ご夫婦とも、かつて海外青年協力隊でアフリカに行っておられ、ご主人は電気機器の指導、奥さんは環境や鳥獣(動物)の保護の研究をされています。

 この2年間、不安な中で生活をされてきましたが、子どものことを思い決断されたとのことです。

 外で散歩ができる、とれた野菜を食べれるという、当り前のことができる幸せを教わりました。

 篠山市、特に西紀北地区は、あたたかい地域柄で、大変喜んでおられます。

 福島ではイノシシもセシウムで内部被爆をしており、誰も獲らなくなったとのことでした。

 最近、福島のことがあまり報道されませんが、あらためて、放射能の怖ろしさ、事故の深刻さを思いました。

市長が篠山市に避難されてきた家族と一緒に写っている写真
市長が避難されてきた家族と職員の方とお話ししている写真