ささやまの川・水路づくり指針(市長日記H25.6.20)
今、ホタルの季節です。
市内では、武庫川、羽束川、曽地川、小坂川が有名ですし、各地で観賞会も開かれています。また、ユニトピアささやま、ささやま荘、新たんば荘は、いずれも宿泊客にホタルツアーのサービスをされています。
わが家の東側の山際にも、ホタルがいます。
小さい頃はたくさんいたと思うのですが、今は4匹、なんとか光ってくれています。
毎日、寝る前に数えているのです。
これからも、ホタルの飛び交うふるさとにするにはどうすれば良いか。
それは、私たちがその生息環境に配慮することです。
コンクリートの川や水路では生きられません。草刈りも、特に6月は控えるようにすべきとのことです。
ホタルに限らず、篠山の自然環境、生物の生息環境に配慮する「篠山市の川・水路づくり指針」を策定しました。
かつては、治水と利水だけしか考えず、コンクリートづけの川や水路ばかりでしたが、これからは環境にも配慮しようというものです。
川は、岸はコンクリートなどの使用をおさえ、土、木、石、地域にあった植生など、自然の素材を使用するとともに、やむを得ずコンクリートを使用する場合でも表面処理の工夫、覆土などを行い、河床は自然のままとします。
水路はむやみにコンクリートU字水路とせず、自然の素材を活用します。用水路などでやむを得ずコンクリート等を使用する場合でも、水路底は自然のまま、自然に復元できる構造としたり、溜まり場などの配慮をします。
このようにして、少しずつでも、自然の美しい篠山市をつくっていき、未来に引き継げるよう願っています。
更新日:2020年03月24日