横綱白鵬関が篠山市に(市長日記H25.9.12)

更新日:2020年03月24日

 白鵬関がクインオートさんの招きで初めて篠山市にお越しになりました。

 「きれいな良いまちですね」と言って頂きました。

 私からは篠山市のまけきらい稲荷の御守りをお渡ししました。

 まけきらい神社には、次のような話が語り継がれています。

「篠山藩主青山 忠裕公が老中であった約170年前の文政年間の頃、毎年春と夏に、江戸両国の回向院広場で、将軍上覧の大相撲が催されていた。ところが、いつも篠山藩のお抱え力士たちは負けてばかりであった。

ある年の春場所のこと、篠山から来たという王地山平 左衛門ら8名の力士と行司1名、頭取1名の 一行10名が現れ、土俵に上がると連戦連勝してしまった。

 負けきらいのお殿様は大変喜んで、その者達に褒美をやろうとされたが、どこにもいない。

 後で調べてみると、なんと全員が領内のお稲荷さんの名前だった。

つまり力士はきつねだったのです。

そこで、それぞれに、幟や絵馬などを奉納して感謝したという。」

 こういった伝説から、まけきらい神社は力士との関係もとても深く、今でも勝利守護として親しまれています。

 白鵬関の強さと、まけきらい神社の御守りの力で百人力、いや、千人力です!

 ますますのご活躍をお祈りしています。

市長が横綱 白鵬関に稲荷の御守りを渡している写真

丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』

丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』1ページ
丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』2ページ
丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』3ページ
丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』4ページ
丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』5ページ
丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』6ページ
丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』7ページ
丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』8ページ
丹波のむかしばなし『負けぎらいのお稲荷さん』9ページ

『丹波のむかしばなし 第二集』より