細川さん、小泉さんに共感します(市長日記H26.1.17)

更新日:2020年03月24日

 細川元総理が東京都知事選に出馬され、それを小泉さんが支援されると報じられています。

 総理大臣まで務めた方が、今さら何をという受け止め方もあるかも知れませんが、私は嬉しい気持ちで、共感します。

 それは、あれだけの原発事故を経験しながら、そして、福島の何の解決もできないまま、今までどおり原発を推進しようとする、今の国の態度がどうしても納得できないからです。

 小泉さんの言われるとおり、「原発の問題は国の存亡に関わるという強い危機感」です。

「自民党をぶっつぶす」「自民党は改革政党になった」と言われた小泉さんからみて、昔の自民党に戻っていきつつあるのかもしれません。

 政治家は、もちろん、自分を支持する人々の声を大切にしなければなりません。

 しかし、それだけでは御用聞きにすぎません。自民党は経済界、民主党は連合の意を受けて原発を推進するのなら、それは御用聞きの政党となってしまい、信頼を失いかねません。

 あるべき国の姿があるはずです。

 世論調査では確か6割以上の国民が脱原発を願っているのです。

 わずか80年しか生きられないヒトが、自分の利益や生活のために、10万年もの未来まで、大きな負担を残すことが、正しいかどうか、純粋な子どもの心で考えれば誰にもわかります。

 国を愛すればこそ、立ち上がざるを得なかったのではないでしょうか。

 誰しも豊かな生活を望みます。しかし、その自分の生活や利益だけでなく、未来もあわせて考えるべきだと思うのです。