世界の皆さん しぇしぇ(市長日記H26.10.1)

更新日:2020年03月24日

(昨日の市長日記の続きです)

27日(土曜日)は、一日中会議で、夜は歓迎の夕食会、28日(日曜日)は、お昼まで会議、午後から市内視察でした。

会議では、これからの世界において、文化、芸術などで活性化を図り、持続的な発展を図る創造都市ネットワークの重要性、これをユネスコに認識し、位置づけしてもらう必要、各都市の連携、加盟を希望する市の条件と準備期間などが意見としてまとめられました。
そして来年は日本の金沢市、再来年はスウェーデンのエステルスンド市と決まりました。

さて、歓迎会では四川料理です。四川料理は大変辛いのです。日本では、麻婆豆腐や担担麺(たんたんめん)が有名です。辛くて口がヒリヒリして涙が出てきます。そこで、私はごはんが食べたいのですが、白米はパラパラしていました。では、グーとビールを一杯と思ったのですが、ビールは出ません。ワインときつ~い白酒というお酒でした。

市内視察は、パンダのいる成都パンダ繁殖基地でした。パンダがいるのですから、自然豊かな山があるところと期待していたのですが、高層ビルの一角で、残念でした。
次に行ったのが、大きなビルで、何の博物館かと思ったら、大きなスクリーンに成都の巨大なまちづくり、高層ビルをどんどん建てますといったようなビデオを見せて頂き、そこまでするのかという感じでした。
いずれにせよ、参加者が各国入りまじり、4台のバスに分乗して国際色豊かな視察でした。

水はペットボトルで飲みました。トイレは水洗化が完全ではありません。空港でも紙は流せません。

この間ついてもらったのが、四川師範大学の大学生ボランティアで、中学生のようなかわいい女学生でした。英語も日本語も勉強中で、一生懸命、案内や説明をして頂きました。四川省は反日感情の強い所と聞いていましたが、日本に行ってみたいと言っていました。日本の学生と比べて、勉強熱心で前向きだと思います。本当にありがとう。

痛感したことは、せめて英語は会話ができなければということです。英語が出来ないと、議論にも加われません。何を言われても「シェシェ」と言っているだけではダメですね。歓迎会の時、隣の席に座って、韓国、光州市の方とも仲良くなりましたが、乾杯をしたらあと、何も言えないのです。

オブザーバーとしての参加でしたが、創造都市ネットワークの実状が判りました。特にクラフト&フォークアート部門の各国の方と親しくでき、今後の連携に加わることが出来たのは大きな収穫でした。

29日(月曜日)は、朝5時に起きて、5時45分に集合、バスに乗って、9時の飛行機(全日空成田行き)で帰路につきました。 この飛行機も中国人観光客が多く、満席でした。
飛行機から、成都のまちを見ると、白い煙が、どんどん出ているのが見えました。

無事、帰り、ホッとしました。篠山は、空気も水もきれいです。星空が見えます。虫の声が聞こえます。

笑顔で握手をするユネスコ戦略計画担当事務局長補 ハンス・ドービルさんと市長の写真

ユネスコ戦略計画担当事務局長補 ハンス・ドービルさんと

着席しパンフレットを見ている関係者と、その後ろに座る市長の写真

小林より 篠山市を紹介

サンタフェの代表、ピーターさんと笑顔で握手をする市長の写真

サンタフェ(アメリカ)の代表、ピーターさんと

市長、ユネスコの事務局 メリカさん、その横に立つ女性と、男性の集合写真

ユネスコの事務局 メリカさんと

ボランティアの女子大学生2名を中心に横に並ぶ、市長と関係者4名の写真

真ん中の二人がボランティアの大学生

道路わきに停車する4台のバスと、その前にいる男女の写真

視察のバス

スクリーンに映された、国際化大都市を目指される成都市のライトアップされた街並みの様子を見ている関係者の写真

国際化大都市を目指される成都市

パンダ繁殖基地の、ガラス越しに見えるパンダ4頭の写真

パンダ繁殖基地

低層の建物の後ろに並ぶ、高層ビルの写真