外来生物捕獲大作戦(市長日記H26.11.26)

更新日:2020年03月24日

海外から日本に流入し、日本の環境に順応した生物を駆除する「外来生物捕獲大作戦!」を23日(日曜)、篠山城跡南堀で実施し、参加者約100名の皆さんと一緒に外来生物など約500匹を捕獲しました。
捕獲作業には、市民の皆さんを中心に遠くは神戸市や大阪府和泉市からも参加がありました。はじめに、なぜ堀の中に外来生物が増えたのかわかりやすく楽しい「外来種ってなあに」と題した寸劇で篠山鳳鳴高校生物部、篠山産業高校丹南校生物部、神戸大学フィールドステーションの皆さんが紹介してくれました。

その後南堀に移動し、堀に仕掛けた地引網を使って子どもたちを中心に30分ほどかけ、力を合わせて引きあげました。
ブルーギル450匹、ブラックバス41匹、ミシシッピアカミミガメ1匹など約500匹が獲れましたが在来生物のモツゴやフナはわずかに5匹でした。
大きく、迫力満点のブラックバスや大量のブルーギルに、参加者はとっても驚き、子どもたちも興味深々にさわっていました。

また作業終了後、「お堀のミシシッピアカミミガメの生態に迫る!」と題し、須磨海浜水族園学術研究統括の亀崎直樹氏を講師に招き、ハスの復活事業と関連して実施したミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の駆除について話していただきました。ミドリガメは篠山城跡南堀以外の堀にも生息しているようで、お堀のハス復活のためには、南堀だけではなくほかの堀の駆除も必要だという提案もありました。
この捕獲大作戦は、50人の参加者を予定していましたが、予想を大きく上回る参加者で、関心の高さを改めて感じました。また、外来生物の中には、素晴らしい篠山の環境を変えてしまうものもいます。これ以上外来生物の被害を拡大させないためにも外来生物を「もちこまない」「捨てない」「ひろげない」に取り組みましょう。

頭に緑や、赤、茶色の生物のお面をかぶり、観客の前で劇をする生徒の写真
篠山城跡南堀に仕掛けた地引網を引っ張る人と、見守る沢山の参加者の写真
明かりが落とされた室内で、プロジェクトスクリーンを見る、聴衆者の写真
箱の中の泥の中に手を入れている男の子たちの写真
手袋をして、魚を持ち上げている2名の男性の周りに集まる沢山の参加者の写真