農村は神がつくった(市長日記H26.11.6)

更新日:2020年03月24日

「農村は神がつくった。都市は人間がつくった。」
これは、前兵庫県知事の貝原さんが、よく話されていたお言葉です。
農村は、人が生きていく、人と人が暮らしていく、いちばんありのままの姿なのです。
私は、いにしえの昔から形づくられ、受け継がれてきた農村社会が、これからも守られ、農地や農村の自然環境とともに未来に受け継がれていくことを願っています。

国土を守り、自然を守り、きれいな空気、水を守り、安全な食を作り、文化を受け継ぎ、生き生きあたたかく暮らせるのは農村なのです。
 ところが、どうでしょう。兵庫県の農政審議会に出席しましたが、「農業は限られた大型化、法人化した経営体がすれば良い」「だから農村は、限られた僅かな人が住めば良い」「だからコンクリートに固めて管理しやすくすれば良い」的な発言は全く理解できないし残念でなりません。
国際的にも農業の原点は、家族農業で、それこそが持続可能とされ、今年は国際家族農業年です。きれいなさと水と空気のなかで、自然のいろんな命が息づく場所です。
そうです、これから必ず農村回帰、田園志向がおきるのです。
私の意見に、新温泉町の岡本 英樹町長がすぐさま賛同して頂きましたが、農業や農村の活性化を議論するのに、学者の先生や消費者、流通の人だけでなく、農村に住み、農業を愛する人の意見をもっとお聞き頂きたいと思います。