神戸大学・神戸新聞社連携協定シンポジウム(市長日記H26.12.26)

更新日:2020年03月24日

12月7日(日曜)に神戸大学と神戸新聞社による連携協定シンポジウム「篠山からの挑戦」が開催されました。

そのときの内容が神戸新聞に掲載されています。

以下、平成26年12月22日の神戸新聞記事・写真を引用、要約しています。

講演「篠山の挑戦」

酒井 隆明 篠山市長

「農都」つくり 「住もう帰ろう」
陶器まつりや味まつりなどイベントに多くの人に来てもらっている。「都市部から1時間の地に、これほど原風景が残っているのは奇跡的」と景観研究の 第一人者から評価された。「丹波の自然と文化は住民の共有財産」とした貝原 俊民前知事による「丹波の森宣言」の成果だ。
市では「自然の気候風土に恵まれた日本一の農業の都」宣言を行い、景観計画策定、開発に事前協議や住民合意を盛り込んだまちづくり条例、「農都」にふさわしい屋外広告規制、森・里・町・城下にわけた開発の基準を設けた。
国の重要伝統的建造物群保存地区は県内で4カ所のうち2カ所が篠山。丹波焼の登り窯の修復、元旦に行われる日本一早い元朝能。生物多様性に配慮した河川や水路、犬を使って害獣を追い払う共生の対策を進めている。
六古窯サミットや全国小京都会議などを誘致し、文化庁が制度作りに取り組む「日本遺産」に名乗りを上げる。
まちづくり協議会を活性化し、神戸大学と連携し「篠山に住もう帰ろう」運動を進める。定住する若者を増やし、将来、篠山の発展にかかわってほしい。

北山 透さん(西紀南まちづくり協議会事務局長)

「学生たち受け入れ、活力もらった」

西紀南地区では、都市住民の黒豆販売等のボランティアを受け入れたことをきっかけとし、3年前から都市住民と月1回交流している。また、神戸大学からもサークル「にしき恋」が結成され、毎週末や祝日などに農作業ボランティアに学生が来てくれた。
現在は、サークルのメンバーが他大学にも広がり、農地を借りて黒大豆や野菜、米の生産、販売も行っている。
学生は夏祭りや懇親会など地域とも溶け込んでおり、活力を与えてくれる。
また、農家は学生たちに知識とぬくもりを提供し、互いに利益を得る関係である。
2012年度から5か年計画のまちづくり計画が立てられ、今後学生たちが都市部に交流成果を紹介してくれることで、より一層活性化するのではないか。