「ささやま市民ミュージカル」感動の嵐で幕を閉じる(市長日記H26.2.12)

更新日:2020年03月24日

 ささやま市民ミュージカル第6弾「しあわせの王子」が上演されました。

 9月の初顔合わせからの短期間でしたが、歌や踊り、表現力が素晴らしく、どこかの劇団の人が演じているのかと思うくらいでした。市民ミュージカルとは思えないほどのクオリティーで、終始感動しっぱなしでした。

 『この町で一番とうとくて素晴らしく、美しく優しいもの』

それは、王子とツバメの友情、そして無償の愛でした。

突然若くして亡くなった王子は、町の見える高台に像となります。そこから見た町の人の姿は王子の胸を打ちました。

子どもが病気でも、クスリもオレンジも買ってやれない家族。

それから作家の夢を追い、努力をしても生計を立てられず、恋人のためを思い、別れざるを得ない若者。

雪の降る寒空の下、マッチを売る姉弟。母親が亡くなり、事故にあって働けずやけになって酒におぼれ、子どもにあたる父親。

王子は自分のサファイアの目や、身につけた金箔をツバメに届けてくれと頼みました。1匹ツバメのスミールは、仲間が南国のエジプトに行ってしまった後も、王子の頼みでこれらの家族を助け、冬になって死んでいきました。

スミールとは、英語でスマイルの事で、笑顔や幸せを届けるという意味だったそうです。

ラストでの王子とツバメのデュエット、そして全員での大合唱が客席の涙を誘い、皆さん感動と興奮に包まれ、拍手喝采でした。

終わった後も余韻が残る、そんな素晴らしいミュージカルで、とても胸が熱くなりました。

 出演者の皆さんや、演出の松本先生、そしてこのミュージカルに関わったすべての皆さん、感動をありがとう!!

 また、この市民ミュージカルには、市の職員も自らオーディションを受け、出演していました。多方面で頑張ってくれていることをとても頼もしく、嬉しく思います。今回出演してくれた職員の感想です。

井元 景子(隣国の使者 ほか)

ミュージカル参加はもちろん舞台に立つことも全く初めてのことで、心配や不安は多々ありましたが、周囲の方々の大きな支えのおかげで、大変楽しく感慨深い経験ができました!

ひょうきんなキャラクターを楽しく演じて、少しは自分の殻も破れたかも…!?

最後には出演者やスタッフの方、先生方皆がひとつのファミリーになったようでした。公演に関わる方、観に来てくださった全ての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。

小林 由佳(カミーラ ほか)

先生方、衣装や裏方等スタッフの方々、演者の皆、見に来てくれた観客の皆様…本当にたくさんの方々の協力を得て、一つの舞台が完成する様を、演者の一人として見てそして学ぶことが出来、感激です。

全四回公演とも、大きな失敗もなく、無事に完走することが出来、この達成感と喜びを皆で分かち合いました。一生の糧です。ありがとうございました。

 このように、涙の感動の舞台で大変良かったのですが、ただ一つ、後の席で10秒おきに咳をする風邪の人がいて、途中で逃げることもできず、完全にやられたのではないかと心配です。

ピンクの照明の中で女性達が笑顔で踊りながら歌っている写真
王子役の女性が手を広げて舞台に立っている写真
女性達が色鮮やかなドレスで楽しく踊りながら歌っている写真
黄色い服を着た女性が手を広げてひょうきんに踊っている写真

黄色の服を着た隣国の使者が、井元さん

女性達でつばめが飛んでいるシーンを表現している写真

ツバメの仲間たち

子供達みんなで観客席に向かい1人の女の子が話をしている写真
1人の女性は机に座って作業をしておりもう1人の女性は隣で踊っている写真

右のドレスを着たカミーラ役が小林さん

男性が1人の女の子と同じ目線で座り込んで話しかけその隣では女性が泣いている写真
スクリーンがエメラルドグリーンで悲しみを表現している写真
黒い服を着た人たちが手を上げて静かな感じで歌っている写真
スクリーンは雪をイメージしていてその中に男の子と女の子が身を寄せ合って座っている写真
1人の女性が男の子と女の子の手を握っている写真
舞台の上で出演者全員で手を広げて楽しそうに歌っている写真