最古の登窯(のぼりがま)修復(市長日記H26.4.23)

更新日:2020年03月24日

日本には全国各地に有名な焼物がありますが、篠山市には日本六古窯のひとつに数えられ、800年以上の歴史を持つ丹波焼があります。

その丹波焼の窯のうち、現在使用しているものの中では最も古い明治28(1895)年に築かれ、兵庫県の重要有形民俗文化財に指定されている「丹波立杭登窯」について、傷みが激しく、修復が必要になったことから、登窯の管理者である丹波立杭陶磁器協同組合(清水 昌義理事長)が兵庫県と篠山市の補助を受け、今年度から2カ年計画で修復することになり、昨日記者発表が行われました。

修理にあたっては、登窯修復実行委員会(大上 巧委員長)を設置し、伝統工芸士の指導のもと若手の窯元に修復技術を継承しながら修復する計画です。

また、この修復事業と連携しながら、兵庫陶芸美術館や組合、夢こんだなど多くの地域団体が一体となって、「最古の登窯復興と丹波焼の里活性化推進委員会」を設置し、様々なイベントなどを開催し、丹波焼や丹波焼の里の魅力を内外に広く発信するプロジェクトもスタートします。

4月29日~5月6日には「やきものの里春ものがたり」が開催されます。窯元のオープン工房や登窯焼成見学、コンサートなど様々なイベントが開催されますので、是非お越しいただき丹波焼の里をお楽しみ下さい。

男性5名が椅子に座り、そのうちの一人が陶器を手に持ち説明をしている様子の写真
横に長く連なった土で出来ている登窯の写真
男性が登窯で作業している写真
トタン屋根の下に作られ、手前から奥に長く続いている登窯の外観写真