お堀のハスの花、復活にむけて第一歩。ミシシッピアカミミガメの駆除を行っています(市長日記H26.5.20)

更新日:2020年03月24日

毎年お盆の頃になると、お城の南堀には美しいハスの花が咲き誇っていました。

ところが、平成18年頃から少しずつ減り始め、平成20年にはほとんど見えなくなってしましました。2年前のこども会議で篠山小学校のみなさんから、ハスの復活ができないかと意見をもらい、昨年度は、「お堀にハスの花を復活させよう」とプロジェクトチームで調査を行い検討してきました。

その結果、外来生物のミシシッピアカミミガメがハスの芽や茎を食べるのが原因ではないかと考えられることから、今年は南堀でミシシッピアカミミガメの一斉駆除を行うことにしました。作業は、神戸市立須磨海浜水族園の専門家にアドバイスいただきながら、5月19日から23日まで行うことにしています。

初日は、作業員の4人に加え、地域おこし協力隊のメンバーも応援に駆け付け、50個の網を南堀を囲むように仕掛けました。夕方になって仕掛けた網を引き揚げたところ、ミシシッピアカミミガメが100匹ほど捕獲されました。このカメたちは水族園に持ち込むことにしていますが、500匹ほどになるのではないかと見込んでいます。

同じような作業を秋にも行い、捕獲されるカメの数がどれくらい減っているのか確認したり、カメがどのようなものを食べているのかを調査したりしながら、ハスの種を植え付ける環境を整えていきます。

作業の様子は近くからでも観察できますし、作業員に様子を尋ねていただくこともできます。

お堀の中に、女性がミシシッピアカミミガメ駆除用の網を仕掛けようとしている写真
設置されたミシシッピアカミミガメ駆除していますと言う案内の写真
女性が、仕掛け網を持ち上げ網の中に入っている亀を見ている写真
亀3匹が道路の上に置かれ、女性1人が仕掛け網をもち、もう1人が、白いネットのようなものを袋から出している写真
道端に置かれた小さい亀と大きい亀を、男性が紙とペンを片手にチェックしている写真