「クローズアップ現代」 その2(市長日記H26.5.7)

更新日:2020年03月24日

4月30日(水曜日)放映のNHKクローズアップ現代については、5月2日付の市長日記に書いたとおり、クローズアップ“現代”といいながら、「現在」の篠山市の姿を現すものとは言えず、市民あげての再生の努力を何も伝えなかったのは、いくら考えてもその誠実さを疑います。

 これについて、市民の皆さんからは、市長と同感だと言って頂いています。しかし、市外からは、やはり「篠山市は何をしとるんだ」という声が、市役所に電話があったり、インターネット上の匿名掲示板などに書き込まれているとのことです。

あのテレビだけを見ると、やはり篠山市は次々にハコモノを建てて借金をたくさんして、反省も改革もしていないのではないかと誤解されてしまいます。

 また、番組の中で、悪いハコモノの代表のように何度も何度も映し出されたチルドレンズミュージアムの垣内館長は、次のとおり述べています。

「いつまで篠山市の合併は、失敗例として取り上げられるのでしょうね。這い上がって行こうとしている姿は、まるで見ないフリをされているようです。クローズアップ現代の中で『子ども向けの博物館は1年の内3ヶ月しかオープン出来なくなりました。』と言われていますが、モノは言いようだなと思いました。確かに一般向け開館日の合計は98日ですが、その期間は8ヶ月間で、休館日も学校など団体向けに営業しています。でもそういう取材はありませんでした。」というものです。

 チルドレンズミュージアムは、篠山市の「経費の(できるだけ)かからない運営方法とする」という方針のもと、開館日を工夫して経費を落とし、平成25年4月に再オープンして、垣内館長はじめ関係者が子ども達や地域に夢を与えられるよう、本当に奉仕的に熱心に取り組んで頂いているのです。同じく悔しい思いです。

 それから面白いことが判りました。

篠山市を紹介するシーンの1つに、犬を2匹連れて散歩する女性が写っていましたが、それが誰か判りました。何と、私の村(岩崎)なのです。しかし背後の風景が、どうも実際と違うのです。ただし、これは意図的なものかどうかまでは判りません。

私は、篠山市の魅力、農業の都であること、小京都といわれるまちの美しさ、農村景観、自然と文化などを益々伸ばし、「世界の皆さんこんにちは」と世界にPRしようとしているのに…、残念でなりません。

 全国に放送されてしまってから、泣いても、怒っても仕方ありませんが、皆が信頼しているNHKがこんなものなのかとショックです。