全国伝統的建造物群保存地区協議会(市長日記H26.5.24)

更新日:2020年03月24日

上記の総会、研修会、住民プログラムが、福井県若狭町で行われ参加してきました。

「若狭」と言えば、子どものころに海水浴に行くところであったり、三方五湖など旅行のコースとなっていますが、なんと高速道路(近舞線)で行けば、1時間少しで小浜インターに着き、そこから20分ほどです。

若狭町には「熊川宿(くまがわじゅく)」という保存地区があり、ここは、さば街道と呼ばれる、京都へ海産物などが運ばれた街道の宿場町です。

総会のなかで、篠山市は近畿ブロックの代表として理事に選任して頂きました。

研修会では、市役所の職員のみならず、住民交流が活発に行われていることに驚きました。

「保存地区」を支えているのはやっぱり住民です。

篠山市からも、篠山城下と福住の2地区から30名を超える多くの方や、建築士さんも参加されました。

東京大学の西村幸夫先生が記念講演をされました。

「建造物は、そこに暮らす人がいますが、その建物が栄えた当時と現代の暮らしが車社会であったり、電化したりして違ってきています。

そのなかで、いかに住みやすくするか、そして観光など地域経済と結びつくかを考え、まちづくりにつなげていくことが大切です。」

というお話をされました。

また、空き家対策、防火防災対策、修復技術などの説明がありました。

西村先生は、篠山市が景観計画を作る時、篠山市にお越し頂き、

「都市部から1時間でこんな農村景観が保たれているのは奇跡的だ。すばらしい。」と

大変評価して頂いたことをよく覚えています。

道路の左端に小さな水路がながれている、若狭街道「熊川宿」の通りの様子の写真

若狭町「熊川宿」保存地区