西紀のこども達の発表(市長日記H26.6.13)

更新日:2020年03月24日

西紀ライオンズクラブ40周年があり、西紀の小学生の発表がありました。

本当に、地域を愛し、愛される子ども達で、心から嬉しく思います。

ライオンズはもちろん西紀の皆さんが、子ども達を大切に育んでおられることがよく判ります。

ここに紹介しますので、是非ゆっくりお読みください。

西紀南小学校の特色について

西紀南小学校 六年 塚本 敦也

 ぼくたちの西紀南小学校は、田畑が一面に広がり、太陽が朝早くからサンサンと照りつけているすばらしい環境のもとにあります。その陽の輝きに負けないくらい南っ子はとても明るくて元気です。「おはよう」のあいさつが響き、グラウンドでは朝からパワー全開に走り回っている南っ子がたくさんいます。

 今年は、あいさつスローガン「南っ子、笑顔であいさつひびく声」のもと、8と6のつく日(ハローの日)には、児童会の役員があいさつキャンペーンを実施していて、校門前でハイタッチでみんなを出迎えています。また、今年から児童会の取り組みでアルミ缶回収をスタートさせ、先日依頼ビラを南っ子で手分けして校区全部の家に配布しました。収益を地域の福祉施設のために活用していこうと考えています。児童会では、みんなが楽しい学校生活が過ごせるように、そして地域の人とのつながりを大切に過ごせるように、を考えて積極的に活動しています。

 ぼくたちの学校の特色の一番は、地域の皆さんがたくさん応援してくださっているということです。

 登校時、黄色いウインドブレーカーを着た地域の見守り隊の方々がぼくたちと一緒に歩いてくださっています。安全面をいつも気にかけてくださっており、みんな安心して学校に行くことができます。

 また、田園地帯にある学校として、農業の分野では地域の農家の方々にゲストティーチャーとして何度もお世話になっています。

 なかでも川北黒大豆の生産地ということで、3年生の南っ子は毎年地域の黒豆マイスターの山本さんに来ていただき、種まきから収穫まで体験的に学習する中で、黒大豆の全てのことを丁寧に学ぶことができます。ぼくたちの地域を代表する特産物をぼくたちも守り育てていこうと思います。

 地元の田渕農園さんにもお世話になっています。4年生では山の芋、5年生で米作り、さらに全校生ではイチゴ狩り、など様々な農業体験をさせてもらっています。

 最近は、神戸大学の学生サークル「にしき恋」の皆さんが、ぼくたちの地域に入られ、町の人と農業や町作りの活動をされています。昨年から、その大学生の皆さんが学校に来られ、一緒にふるさとについて学ぶ学習がスタートしました。「地域のよいところを見つけよう」や、「特産物を有名にするために」など、いろんなテーマで話し合いました。大学生の方がこの地域で活動をされているということは、とても魅力いっぱいの地域であることがわかります。ぼくたちもこのふるさとの魅力をどんどん探っていきたいです。

 またそれ以外に、グランマさん(おばあさんたち)もよくゲストとして学校に来られ、料理やもの作りなど、いろいろと教えてくださっています。

 このように地域のみなさんが様々に関わってくださっており、そのなかでぼくたちは育っていけています。あたたかい地域の方々に感謝しています。

 最後に、昨年度の6年生がつくった篠山PRソングについて紹介します。魅力いっぱいのこの篠山をご当地ソングでPRしていこうという目的の下、1月の子ども会議で提案しました。あっという間に曲がつきました。歌詞は昨年度の6年生がふるさと篠山を愛する気持ちを込め、みんなで作っています。すてきな歌ですので是非聞いてください。もうすぐ篠山市から本格的に紹介され、メジャーデビューになると思われます。お先に聞き味わってください。

ぼくたちの自まん、西紀小学校

西紀小学校 六年 向井 悠馬

七十三人の西紀っ子は、毎日楽しく元気に学校へ通っています。ぼくたちの大好きな西紀小学校の良いところを二つ紹介します。

 まず、西紀っ子は「みんなで協力する」ことが得意です。全校生で取り組んでいることに、米寿をむかえられたおじいさんやおばあさんに、毎年千羽鶴を送るという活動があります。敬老の日に合わせて、一年生と六年生が代表でわたしに行きます。米寿のお祝いをむかえられたおじいさんやおばあさんに笑顔になってもらうために、自分たちで一人あたりの目標をたてて全校生で協力して鶴を折っています。今年も米寿を迎えられるおじいさんおばあさんに喜んでいただけるよう、はりきってがんばっています。

 もう一つの取り組みに、「さつまいも作り」があります。先週、全校生でさつまいもの苗さしをしました。水やり当番も決め、収穫まで全校生で世話をしていきます。秋には「いもいもパーティー」を開きます。さつまいもゲームを楽しんだり、やきいもを食べたりして、みんなで収穫を味わうのが今から楽しみです。

 ところでみなさん、「マリオ米」というお米を知っていますか。「マリオ米」は、西紀っ子が作っているお米の名前です。地域の米作り名人に教えてもらい、家の人や地域の方にも協力してもらって、田植えやいねかりをしています。一年生の時からしているので、六年生になる頃には、田植えやいねかりの手際はとても良いです。収穫したお米は、家庭科の調理実習の時や親子ふれあい活動の「西紀っ子汁作り」の時に、おいしくいただいています。また、自分たちで味わうだけでなく、炎の祭りや学習発表会の時に販売もしています。売上金の一部を東北への義捐金として送ったり、学校生活が良くなるように竹馬やサッカーボールを買ったりしています。西紀っ子の作った「マリオ米」。ぜひみなさん、一度味わってみてください。

 西紀小学校の良いところの二つ目。それは、ぼくたち西紀っ子が、地域の方からとっても愛されているということです。ぼくたちが楽しみにしている「春の地域校外学習」には、地域の方が毎年一緒について来てくださいます。今年も、1・2・3年生は倶利伽羅不動の滝、4・5・6年生は宮田から下板井や上板井地区の史跡や歴史について、いっしょに学びながら歩きました。歴史や文化の事だけでなく、「昔は、栗柄にも小学校があったんやで。」「わしらの小さいころの遊びはなぁ…。」と、自分たちの小さいころのこともやさしく教えてくださいました。ぼくたちの知らない昔のことなど、西紀のことならなんでもくわしく教えてくださいます。そのおかげで、ぼくたちは毎年どんどん西紀のことが大好きになっています。

 地域の方がぼくたちのためにしてくださるのは、これだけではありません。一年生には昔あそびを教えてくださったり、手作りの竹馬や竹とんぼなどをプレゼントしてくださったりします。「グランマ西紀」の方は、毎年ぼくたちとおいしい料理を一緒に作ってくださいます。児童会を中心に取り組んでいる「アルミ缶回収」にも、地域のみなさんが協力してくださっています。

 「協力パワーで一致団結」「地域の方々の愛がいっぱい」。これが西紀小学校の自まんできるよいところです。ぼくたち西紀っ子は、地域の方々からの期待に応えられるよう、勉強や運動、仲間作りを、これからもがんばっていきます。

「つながる」ということ

西紀北小学校 六年 細見 侑矢

 「おはようごさいます!」

 こんな気持ちのいいあいさつから、ぼくたち西紀北小学校の一日は始まります。ぼくたちだけではありません。草山全体にこんな声が広がります。ぼくたちの住む草山は、地域と学校がいっしょにあいさつ日本一を目指す、とってもあたたかい地域です。

 そんな地域の中にある、ぼくたちの西紀北小学校は、全校生が四十八人で少ないですが、縦割り班を中心に、一年生から六年生までが仲良く生活をしています。ぼくたち児童会は、今年新しく「なんでもボード」を始めました。みんなが自由に書くことができるホワイトボードのことです。全校生のみんなが楽しめることを、みんなの意見を取り入れながら、実現していこうとがんばっています。

 また、ぼくたちの学校には特色ある行事がたくさんあります。

 まず体育発表会やなわとび記録会という、他の学校にはない行事があります。もう三十年以上も続いている、伝統行事です。ぼくは小さい頃、6年生の技にあこがれて、一生懸命練習しました。6年生になった今は、小さい子たちにあこがれてもらえるよう、かっこいい6年生になれるように、一生懸命練習しています。こうやってつながりながら、ぼくたちも伝統の一ページを作っていきます。そう考えると、歴史ある学校にいるんだなと感じます。

 ぼくたちは地域の方たちに大変お世話になっています。田植えやいもほり、秋の楽市楽座や冬の北っ子広場など、地域の方のご協力なしではできない行事がたくさんあります。

 九月のふれあい運動会では、地域と学校がいっしょに運動会をします。楽しい種目もたくさんあり、勝ち負けを競うだけでなく、地域の方と一緒に楽しく過ごせる一日です。

 地域の方に見守られながら、学習もがんばっています。少人数であることを生かして、北っ子式という方法で算数の学習をしています。ただ先生の説明を聞くだけでなく、意見を出し合いながら問題を掘り下げていく学習です。その学習の中では、西紀ライオンズさんからいただいたプロジェクターで、スマートボードもフル活用しています。

 こんな風に、「クラスの友だちとのつながり」、「一年生から六年生の縦割りのつながり」、「地域の人たちとのつながり」など、ぼくたちはいろいろな「つながり」の中で生活しています。「あいさつ日本一の草山地域」という目標はとても高い目標だけど、「おはよう!」の一言から、いろいろな人とつながることができると思います。だれよりも先にあいさつをすることを自分の目標にして、六年生として、つながりの先頭に立ち、これから卒業まで、みんなを引っ張っていきたいと思います。

前列真ん中に塚本くん、向井くん、細見くんが立っていてその両脇にライオンズクラブの男性と校長先生が立っており、その後ろに酒井市長とライオンズクラブの男性が立っている写真

前列が発表した子ども達と校長先生