「アナと雪の女王」上映中止のお詫び(市長日記H26.8.19)

更新日:2020年03月24日

 たんば田園交響ホールで8月23日(土曜日)に予定していた「アナと雪の女王」の上映は、中止をせざるを得ないこととなりました。

朝・昼・晩の3回上映を予定しており、既に826人の方からお申込み、入場料(協力金)500円を頂いています。

 篠山市が契約した先が姫路市の「姫路新映配」、その配給元が東京の「東和プロモーション」、権利を持っているのが、ディズニージャパン社となっており、契約先の「姫路新映配」から中止せざるを得ない、現物(上映する機材)が来ないとの話がありました。

姫路新映配は、6月26日に東和プロモーションに注文したと言うのですが…。

 この映画は、本来7月中に映画館での上映が打ち切られる予定で、現にDVDも7月16日に発売されているのですが、人気が高くまだ映画館での上映がロングランになっています。そのため、著作権の問題が浮上したようです。

本来は、映画館で上映後は、特定の方を対象に無償で上映することが認められる場合があるようですが、それが業界間であいまいになり、全国の自治体のホールなどでもこれまでから多く上映されてきました。

無料の点についても、協力金などの名目で経費を徴収することも事実上、行われていたようです。

ところが、今回、ディズニージャパン社は、この実情を知り、ある一定時期以降の契約のものは、厳格に運用しはじめたものと思われます。

隣の丹波市では8月10日に上映が予定されていたのが、これは台風で中止。全国的には、8月に入って実施済のところもあれば、中止になったところもあるようです。加東市のように8月24日(日曜日)に上映されるところもあり、どこで線が引かれているのかよくわかりません。

 私が、この話を聞いたのが、デカンショの日の15日(金曜日)で、直ちに、何とか上映の方法はないか探りました。15日には教育部長が福知山シネマに、17日(日曜日)には、私が三田イオンシネマに出向いて出張上映のようなことを依頼しましたが、福知山は、まだ上映中で難しく、その後のことを検討してみますとのことで、また三田は既に終わっているので、検討してみますということでした。

しかし、18日(月曜日)に三田イオンシネマからも時間がないので無理ということとなりました。

最後に、三田イオンシネマのアドバイスもあって、直接、ディズニージャパン社に電話しました。午前11時頃、担当から連絡しますというので、ご飯も食べずにずっと待っていたのに、午後4時になっても返事が来ず、結局は、何と頼まれても会社の方針ですとのことでした。

しかし、篠山市と申込みをされた市民との間では、8月23日に上映するという、いわば約束ができており、市には、その責任があります。

そこで、当日は代替映画「怪盗グルーのミニオン危機一発」を上映する、「アナと雪の女王」のビデオ等を進呈する、入場料500円は返金するという対策を講じ、昨日の夕方から、申込みをされた方に電話連絡中です。

夏休みにホールでの鑑賞を楽しみにしていた子ども達も多いと思われます。

たんば田園交響ホールは、教育委員会の所管ですが、市長としてもお詫び申しあげます。