糯ケ坪排水ポンプ設置(市長日記H26.9.1)

更新日:2020年03月24日

近年、ゲリラ豪雨や台風の多発により、お隣の丹波市をはじめ全国各地で水害被害が発生しています。

篠山市でも昨年の台風18号の豪雨により、糯ヶ坪地区で床上浸水15棟、床下浸水5棟の浸水被害が発生しました。

糯ヶ坪地区は土地が低く、用排水路を経由して流入する雨水と、篠山川の水位上昇による逆流水が滞留して、これまでも浸水被害が発生している地域です。

昨年の災害以降、被災住民の方や地元自治会から対策に関する要望書をお受けし、水利関係者や消防団の方々を交えた対策会議や、丹波土木事務所との調整を重ねてきました。

市の内水対策としては、糯ヶ坪地区の水害に備えて、市関連部署との連絡体制の構築と水門の開閉に関するルールづくりを地元自治会や水利関係者、消防団と協働してつくりました。また、家屋への浸水を防止し被害を軽減するため、内水を強制的に排水するための大型排水ポンプと発電機を今春発注していましたが、8月28日に納品されたことを受けて、八上校区の自治会長や水利関係者、地元消防団の方々にも参加いただき試運転を行いました。

この大型排水ポンプは、1台あたり1分間に5トンの排水能力があり、2台を一度に動かすと1分間にドラム缶50本分の水を排水することができます。

今後は、状況に応じて消防団のポンプや災害協定を結んでいる建設事業者の水中ポンプをあわせて運用し、浸水被害を防止したいと考えています。また、県の方でも河川内の土砂撤去などを行っていただいており、被災者の皆さんに少しは安心していただけると考えています。

川の水門口に消防関係者が集まり川の中に黄色い浮き輪のようなものが落とされており、排水ポンプから汲み上げた水がホースから排水されるのを見ている様子の写真
水門口の上で排水ポンプが設置され機械にホースの取り付けをしているのを関係者が集まって見ている様子の写真
川の水門の入り口前に二つの黄色い浮き輪のようなものが落とされて、二つのホースから汲み上げられた水がポースを伝わって排出されており、消防関係者が見ている様子の写真