アナ雪の件、解決しました(市長日記H26.9.5)

更新日:2020年03月24日

この市長日記で、8月19日付、8月22日付、8月26日付で書いたとおり、上映中止に伴う措置をとり、その費用の負担についても検討してきましたが、昨日(9月4日)解決することができました。

1.入場予定者にお渡ししたビデオ代金(約80万円)をどのように負担するかについては、契約先の姫路新映配が3分の2、残りは前川修哉教育長が個人で支払うこととしました。

これは、上映中止に至った責任は、何より契約先から有料でも上映可能というお話があったからで、契約先の責任は相当のものがありますので、その3分の2を負担して頂くこととしました。

しかし、一方、ホール自身も上映が違法と言われかねないかどうかきっちり調べる必要がありましたし、疑義が生じた時点ですみやかに教育委員会内部で検討し、対応策をとるべきでした。

この点において、担当の職員や上司の教育委員会の管理監督者にも責任がありますので、残り約3分の1はこちらでみることとしました。

厳密に言えば、職員、管理監督者のそれぞれの責任の割合に応じる負担となるかもしれませんが、これをするのも大変難しいものがありますので、教育長がすべての責任者としての支払いを申し入れられたものです。

昨日(9月4日)は、姫路新映配の方がホールにお越し頂き、関係者にお詫びをされました。

どんな人かと思っていましたが、誠意を示して頂き、人間的な良い人の印象をもちました。

2.先日の市議会でも、意見が出され、「上映出来なかったとしても、入場料500円を返すだけで良かった」とか、「損害賠償は市民から訴えられてからすれば良い」とか言われました。

しかし、私はホールでの上映が出来なくなった理由が、篠山市自身にもある、つまり料金を徴収しての上映が違法だとして上映を拒まれる理由となったのだから、市として、きちんと責任を認め、約束を果たすべきだという判断は、ゆるぎません。

「500円を返します」と言っても、上映中止について、篠山市にも責任があると判ったら市民の人は納得されるでしょうか、500円を取りに来てくれるのでしょうか、皆怒って、田園交響ホールへの信頼が失せてしまったのではないでしょうか。

「訴えられてから責任を果たす」というのも不誠実で、きちんと自ら責任・約束を果たすべきだと考えます。

3.以上のとおり、公金を使わず解決できました。

いろいろありましたが、早期にしかも責任と誠意ある解決ができ、私は良かったと思います。